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No弐-94  シルバーシート

 6月26日(土)朝日新聞朝刊別冊「be」の「サザエさんをさがして」からです。テーマは「シルバーシート」でした。

 1973年8月14日、朝日新聞は、敬老の日(9月15日)に中央線にシルバーシートの優先席が誕生したことを伝えました。

・今のように全車両ではなく、1編成3両の最後部の6席ずつ計18席。

・同日、伊豆箱根鉄道、大雄山線にも導入。

・翌年には山手線、翌々年には京浜東北線、私鉄沿線と瞬く間に広がった。

 

・当初シルバーシートは灰色だった。

・今でこそシルバーは高齢者を表す言葉として定着しているが、英和辞典で「SILVER」と引いても高齢者の意味は含まない。和製英語なのだ。

 

★シルバーシートができる過程

 当時の国鉄の旅客局営業課長さんが、一般の席と区別するために違う色の生地を使うことを考えついた。

 だが導入する決めた敬老の日まで時間がない。

 目をつけたのは在庫があった東海道新幹線の普通車の生地。

 その色がシルバーグレーだったので、「シルバーシート」とした。

 

 この課長さんはアイデアマンで青春18きっぷやフルムーン夫婦グリーンパスの生みの親と知られ、後にJR東海の初代社社長の須田寛さんと言う方でした。

 目立つ色に変えたり、車両全体を優先席としたり。座るべき人に座ってもらうための模索は、車内ストレスや過保護とともに今も続く。

 

 もう少し「シルバーシート」のことを付け加えると

・札幌市営地下鉄では、昭和50年に「優先席」から「専用席」に名称を変更しました。

・ニューヨーク地下鉄は、Priority seatと表示された優先席が各車両に設置されていて、ニューヨーク州では、高齢者、障害者に席を譲らなかった場合、50ドルの罰金が科せられるそうです。 

・タイのバンコク・スカイトレインは、僧侶の優先席があるそうです。タイの僧侶は戒律で女性に触れることを禁じられているからなんだそうです。

 

 最近は電車に乗らないのでわからないですが、車内のマナーはよくなっているのでしょうか?過保護の親子はいますか?

 いつも思うのですが、「児童・生徒・学生は、できるだけ体つくりのために立ちましょう」と啓発したいのですが、いかがでしょう?