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No弐-92  2021年6月のLINE&Zoomがるべる 

   昨日の6月のがるべるはLINEとZoomのコラボ企画でした。お忙しい中、13人の方が参加してくださいました。

 最初の近況報告と現場の情報交換では、こんな情報が寄せられました。

・5年移動教室中止、6年移動教室延期。

・水泳指導7月中クラスごとに1回実施。クラスごと(3人体制)

・算数ドリルの電子化

・ロイロノート・スクールというツールの活用

 

 今月の専門がるべるは、鎌倉市のY先生に依頼しました。Y先生とは3年間学年をご一緒し、研究熱心な先生です。ICTの効果的活用や、体育、国語、プログラミングなどの実践も毎年紹介していただいています。

 前半は、Zoom雑談を企画していただきました。がるべるの皆さんの交流を活性化することがねらいでした。きっと一方通行ではなく、もっと授業づくりの情報交換をしたいですよね?そのためには、親しくなることが不可欠です。踏み出す一歩が必要です。

 

 Zoomのブレークアウトルーム機能を使って、3人程度のグループ雑談の場を設けていただきました。小学校から大学まで、この機能を使った授業実践を読んだり、見たりしたことがあります。「学び合い」が重視されているのですから、もっと授業でも積極的に使えたらいいのになと思いました。

 7人参加で10分の雑談を2回行いました。顔が見えるのは安心感もあり、親近感も増します。

 この企画は、今後も継続することで少しでもハードルを低くしていきたいです。

 

 後半は、授業実践を2つ紹介していただきました。

1.「国語の指導を行事のふり返りにいかす」

 5年国語「きいて、きいて、きいてみよう」(話す・聞く活動)を「書く活動」につなげることにチャレンジしたそうです。

 ポイントは、①運動会の前に「めあて」をアスリート風のデザイン・プリントに書く。

②インタビュー写真撮影・プリント添付 

③インタビュアーの質問掲載。視点を絞る。視点のヒントを与える。 

 ④事後、みんなで読み合い、感想を書く。(共感の機会)

 指導に意図したポイントがたくさんあることが素晴らしいです。

 

<私ならアドバイス>

・3つの視点を与えたことは、書くことが苦手な子には有効ですが、3つのコーナーの書く広さが決まっているのが気になりました。

 ①感動②協力③成長について書く量は、人それぞれのような気がします。また、書く量は制限した方がいいのか、自由がいいのか?

 

・A子さんのめあては、大繩のことでした。めあてをたてたなら、これについて振り返る必要があるわけです。これはどこに書けばいいのでしょう? 

 

・A子さんは、何を一番書きたかったのでしょう?もし徒競走が一番印象に残っているのなら、「徒競走一位の秘訣」として箇条書きにして、秘伝書のイメージで巻き物にしたり、和紙に筆で書かせたりしたいですね。

 

・大繩での言葉の掛け合いが印象に残っているなら、色紙を与えて筆で「大丈夫」。解説も加えたいです。

 表現方法はいろいろです。個性が輝く場であってほしいです。

 

・自由に書く場と絞って表現する場の2段階あっても面白いかもしれませんね。

 

2.「タブレットPCを理科の観察にいかす」

 「インゲンまめの観察」をタブレットPCのパワーポイントで観察日記を作ったそうです。

 ポイントは①写真を観察日記に添付できる。

②インターネットで検索できる。

③プレゼンに使える。など

 PCで作成すると見やすいですね。写真も効果的です。こういう表現活動に慣れさせておくことが、いずれ研究レポート作成に結びついていくと信じます。

 

 Y先生をはじめ、皆さんありがとうございました。

 参加できなかった方、次回はぜひ。お待ちしてます。