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No弐-90 子どもの名前2 

 昨日の名前の話題をきっかけにもっと名前のことを調べてみたくなりました。

 まず、大正・昭和はどんな名前が多かったでしょう?資料は明治安田生命の「名前ランキング 生まれ年代ベスト10」からです。

 

 男の子は大正元年(1912)①正一②清③正雄④正⑤茂⑥武雄⑦正治⑧三郎⑨正夫⑩一郎、

 昭和元年(1926)①清②勇③博④実⑤茂⑥三郎⑦弘⑧正⑨進⑩一男でした。

「清」は大正4年から昭和22年の間で15回も1位になっています。

 大正では、漢字1文字の「勇」「博」「実」「茂」「弘」「正」「進」が人気でした。

 「三郎」「一郎」も人気でしたが「三郎」の方が多く、「二郎」は少ないようです。

 他にも「正一」(大正1年1位)、「正二」(大正2年1位)、「正三」(大正3年1位)でした。ちなみに昭和1年は短く、昭和2年1位は「昭二」、昭和3年1位は「昭三」です。単純ですね。平成は、「平一」「平二」「平三」ではなく、「翔平」「康平」「恭平」「修平」「洋平」…になりました。

 

 昭和8年(1933)は①清②実③弘④茂⑤勇⑥博⑦進⑧明⑨武⑩正ですべて漢字1文字になりました。「明」「武」が登場しました。国民の願いを感じます。

 その後、昭和14~16年の1位は「勇」、昭和13年、17年~20年は「勝」でした。戦争まっしぐらだったのですね。

 

 戦後の昭和21年(1946)は、①稔②和夫③清④弘⑤博⑥豊⑦進⑧勇⑨修⑩明です。名づける親の思いは伝わってきますね。「稔」「修」は前年から、「和夫」「豊」は初登場です。

 昭和22年(1948)~25年(1950)は「博」が3年連続1位。

 昭和26年(1951)~29年(1954)は「茂」が4年連続1位。

 昭和30年(1955)・31年(1956)は「隆」が2年連続1位。

 昭和35年(1960)・36年(1961)は、「浩」が2年連続1位。

 ちなみに昭和35年は①浩②浩一④浩二⑧浩之で「浩」が人気でした。「浩宮」誕生が影響したのでしょうか?

 

 昭和41年(1966)は①誠②浩③和彦④哲也⑤健一⑥学⑦剛⑧直樹⑨浩二⑩秀樹で漢字2文字が半分に増えています。

 昭和43年(1968)・45年(1970)は「健一」が1位。

 そして昭和32年(1957)~34年(1959)、37年(1962)~42年(1967)、44年(1969)、46年(1971)~53年(1978)18回1位になったのが昭和のチャンピオン「誠」でした。昭和の親は男の子に「誠」を求めたのでしょうね。

 

 その後は昭和55年(1979)~61年(1986)8年連続「大輔」が1位でした。

昭和62年(1987)は「達也」、63年(1988)は「翔太」でした。

 

 平成元年(1989)は、①翔太②拓也③健太④翔⑤達也⑥雄太⑦翔平⑧大樹⑨亮⑩健太郎でした。空高く飛び立つ「翔」の字が好まれ出します。

 平成で最も多く1位を獲得した名前は、大翔(ひろと)が8回、次いで翔太と蓮の6回でした。

 

 平成4年(1992)・7年(1995)は「拓也」、平成6年(1994)は「健太」。

他にも「太」がつく名前は、「雄太」「亮太」「優太」「颯太」が多いです。

 

 平成8年(1996)ごろから、自然を連想させる漢字が使われ出します。

「拓海」(1996~)「海斗」(1999~)、「陸」(1999~)、「空」(2006~)

 

 平成10年(1998)・11年(1999)・13年(2001)・15年(2003)は「大輝」。この頃は「大」が好まれ、「大地」「大樹」も人気でした。

 

 平成12年(2000)・17年(2005)は「翔」、平成14年(2002)は「駿」、平成16年(2004)は「蓮」、平成18年(2006)は「陸」というように、「誠」以来の漢字1文字が復活します。

 

 「翼」(1993~2006)は根強い人気で、他には「亮」「竜」「優」「匠」「颯」…、後半から「樹」(2011~)「湊」(2012~)「新」(2016~)「蒼」(2017~)が出てきます。

 

 平成25年(2013)は「悠真」、平成29年(2017)は「悠真」「悠人」「陽翔」が1位でした。

 「悠」「陽」という漢字が人気です。

 他にも「斗」を使ったという漢字も多く使われています。「海斗」「悠斗」「陽斗」「湊斗」「結斗」「碧斗」「瑛斗」…

 

 いかがでしたか?つい夢中になってしまいました。子どもの名前の表記は多様化し、読み方も人気の呼び名に集中する傾向が見られるようです。

 明日は女の子の名前です。