6月26日(土)朝日新聞の「多事奏論」は大阪編集局記者の河合真美江さんが宝塚歌劇のことを語っていました。
「ミラーボールにスパンコールの衣装、何色ものライト。
劇場にいる3時間、現実を忘れた。
我が子ぐらいの年頃のタカラジェンヌたちが気合の笑顔で踊り、歌うのを見るといとおしい。
懸命な汗を見て思った。生きていかなくっちゃ。」
ファン声を見事に代弁しており、紹介したくなりました。
・宝塚の妙味は、大きな劇場に大きな装置と華やかな衣装、専属オーケストラの生演奏、1組80人ほどの大人数で演じられるゴージャスな舞台だ。
・コロナの影響をもろにかぶった。去年2月末から公演中止や延期を余儀なくされた。
稽古もままならず、公演の日程は大きくずれこんだ。
再開されても、一時オーケストラ演奏は録音になり、出演者もグループに分けて人数を減らした。
それでも宝塚の舞台は帰ってきた。
・宝塚歌劇107年の歴史を振り返れば、戦争中の1944年3月、宝塚大劇場と東京宝塚劇場は閉鎖され、軍に使われた。大劇場が再開したのが1946年4月。
・1995年の阪神大震災でも大劇場は被害を受け、公演が中止に。2か月半後に再開された。
・そして、この時代を迎えた。
・歌劇の本拠地、宝塚大劇場は2550席。
5月15日からの月組公演は最前列や花道沿いの座席は空けて観客を入れ、オーケストラの生演奏で、出演者もフルに総勢80人。
・「公演を続けるためにご協力ください」。スタッフが劇場内で何度も呼びかければ、ファンは心得たもの。大声はあげない。館内で飲食は控え、武庫川沿いのテラスに出てお弁当を食べる。
・4月、雪組トップスター望海風斗さんは予定より半年遅れて退団した。
ファンもガマン。楽屋入りを整列して待つ「入り待ち」の姿はない。
劇場外でのお別れのパレードもない。
劇場に足を運べず、ライブ配信の画面越しに「ありがとう~」と涙で見送った人も多いのでは。
・千秋楽は白い靴、白いブラウス、白いグッズの白ずくめルックで送り出した。
「さよならは白」が宝塚のお約束だ。
・この春入団の107期生は39人。26日に始まる宙組公演が初舞台だ。
スターのひな鳥たちは恒例のラインダンスを披露する。
いかがでしたか?宝塚のファンの心理が分かりましたか?興味を持たれた方は連絡ください。今日も我が家ではスカイステージが流れます。
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