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No弐-85  父の呼び方

 今日は父の日です。1909年アメリカのドッド夫人が、男手1つで自分ら6人を育ててくれた父を讃えて、父の誕生月の6月に礼拝をしてもらったことがきっかけなんだそうです。昨日、ワインが届き、感激しました。

 久々に朝日新聞朝刊別冊「be」の「サザエさんをさがして」からです。テーマは「父の呼び方」でした。

 皆さんは、父親のことを何と呼んでいますか?自分の子どもは、何と呼んでいるのですか?

 

・波平は、漫画連載が始まった当初から長女のサザエには「パパ」と呼ばれた。(ご存知でしたか?)

・パパが日本で使われ出したのは明治後半。洋行帰りなど一部の家庭に限られていた。

・第2次世界大戦後に「パパ大好き」などの米国ドラマが流行し、一気に一般化。戦前の家父長制を脱した新しいライフスタイルの象徴でもあったのだろう。

・天才バカボンの父も「パパ」、田村正和さんの人気ドラマも「パパはニュースキャスター」

 

・6月12日(土)の「be」の「between」では、大人になっても「パパ」と呼ぶ人は6%。

 かつて呼んでいた人(14%)を加えても2割に満たず少数派だった。

 7割強が中学入学前に呼称を変えている。

★佐竹秀夫さん(漢検現代語研究室長)の話

「令和の今、『パパ』をむしろ昭和を引きずる古びた呼称と捉える人も増えたのでしょうね」

「『パパ』が新鮮だった当時より近年の家族関係はもっとずっと自由。呼び方も『お父さん』がスタンダードであり続ける一方で、名前や家族だけに通じる愛称を使う家庭も珍しくないですよ。」

 

 では、父親を何と呼んでいるのか?

 1位お父さん(846)、2位おやじ(301)、3位お父ちゃん(195)

 父ちゃん(135)父さん(128)パパ(86)おとん(30)名前で呼ぶ(23)おっとう・おとう(15)おとうさま・とうさま(11)おとっつあん(10)おやっさん(9)父上(7)おやじどの(4)ととさま(4)パピィ(3)

 

 母親を「ママ」と呼ぶのは、7%でほぼ同じでした。

 

・時代性、地域性に加え、ある種の雰囲気も必要なのかもしれない。

・背景①核家族化と少子化。

「祖父母から孫まで共に暮らした時代には長幼のヒエラルキーが生まれたが、家族が数人の今は上下の意識も薄まり、仲間意識の方が強い」

「序列をつけぬ家族間での呼び合いが無礼にならず、むしろなじむ時代になりつつあるのではないですか」

 

・背景②父母や男女の既成概念による「らしさ」や「役割」からの解放

 「人は、同じ呼称で呼ばれ続けると心に『あるべき姿』を描き、はみ出ぬように己を縛りがち。甘える時はお父ちゃま、宿題を教わる時は先生、遊ぶ時は名前、などと呼び方を分けられたら、ぐんと自由でいられます。たかが呼び方、されど呼び方。奥深いですよ」

 

 親しみや尊敬があれば、いろいろな呼び方があっていい気がします。今の学級の子どもたちは何と呼んでいるのでしょうね?