No987(3月14日)に納豆のことを紹介しました。納豆の一世帯(2人以上の世帯)当たりの年間購入額の1位は、水戸市ではなく、2年連続福島市で、消費量も1位で東北勢が上位を占めました。今日も5月16日(日)朝日新聞の「文化」欄から再び納豆の面白い情報を仕入れました。
★各地に残る言い伝え
①秋田県 平安後期、源義家の軍が俵に詰めた煮豆を農民に供出させたところ、数日経って糸を引くようになったという
②静岡県 大豆にこうじ菌をまぶして熟成させ、天目干しで仕上げる「浜納豆」。徳川家康が好んだといわれる
③滋賀県 同地で仏像を彫っていた聖徳太子が、煮豆をわらに包んでおいたら糸を引く納豆になっていたとか
④熊本県 加藤清正が朝鮮に出兵した際、俵詰めされ、馬の背に載せられていた煮豆が馬の体温で発酵し、納豆になったという
★作家たちの「納豆愛」
①松尾芭蕉 納豆きる 音しばしまて 鉢叩(はちたたき)
②林芙美子 納豆に辛子をそえて貰う <「放浪記」から>
③寺田寅彦 「ナットナットー、ナット、七色唐辛子」と言う声もこの界隈では近ごろさっぱり聞かれなくなった<「物売りの声から>
④太宰治 納豆に、青のり、と、からし、添えて在れば、他には何も不足なかった<「HUMAN LOST」から>
⑤北大路魯山人 納豆の茶漬けは意想外に美味(うま)いものである 糸を出せば出すほど納豆は美味くなるのであるから、不精をしないで、また手間を惜しまず、極力ねり返すべきである<「納豆の茶漬け」から>
これらは、人物当てクイズに出来そうですね。
★納豆は何回混ぜるとおいしくなるのか?
・毎朝食べている歌手の郷ひろみさんはから必ず200回。
<魯山人こだわりの納豆のまぜ方>
1.納豆はまぜるのではなく「練る」。
2.納豆を器に出して、何も加えずに箸でよくねりまぜて糸を出し、硬くなるまでねり上げる。
3.次に醤油を数滴加えてまた練り込む。これを繰り返す
4.最後にからしを加えてさらに練る。
・「究極のNTO(なっとう)」(タカタトミーアーツ 2018年秋発売)
ハンドルを回すと2倍速でかくはん。
305回かきまぜた時点で、しょうゆを投入するため自動的に扉が開く。
その後、119回かくはんし、計424回になると再び扉が開き、ふわふわの「究極の納豆」の完成を知らせてくれる。
「納豆命」の我が家ですから、早速購入してみました。お昼に実験開始。
確かにおいしく出来上がりましたが、3日坊主になる確率80%。
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