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No弐-55 端末メーカーと校内の危険度

  今日は先週5月12日(水)読売新聞朝刊「学ぶ育む」にあった情報からです。

①皆さんの学校で配布された端末のメーカーはどちらですか?

 

・MM総研の調査(昨年11月~今年1月、1514自治体が回答)

 1位 アップルのiPad  210万7935台(28.1%)、2位 レノボ151万1356台(20.2%)、3位NEC(107万6292台(14.4%)

 

・iPadは、横浜市や広島市などでの10万台規模の導入に加え、中核市や人口10万人未満の小規自治体も幅広く購入。

 小学校低学年や特別支援学級、特別支援学校向けに部分的に導入する自治体が目立った。

 小学校低学年が使いやすいタッチ操作メインで、音声入力や手書き入力もしやすいことなどから支持されたとみている。

 

・基本ソフト別の出荷台数は、グーグル・クロームOSを搭載した「クローム・ブック」が計327万810台で最も多かった。

 iPadOSを載せたiPadは、キーボードやタッチペンなどが別売に対し、元々キーボードが付くなど比較的安価で済むのが選ばれたとみている。

 

②教職員や子供が校内で危険と感じる度合い

・国立教育政策研究所の調査(昨年7月、140の自治体の公立小中学校の教職員や児童生徒2755人)

  1位「プールサイドでの転倒」危険度2.73 事故件数117件

   「床の段差などにつまずいて転倒」危険度2.41 事故件数470件

   「階段での衝突」危険度2.35 事故件数859件

 小中学校で起こる事故は、件数の多さと危険度は必ずしも一致していないことが分かりました。

 

・事故件数が多く、教職員らが危険と認識したのは

 1位「階段での転落」事故件数4660件 危険度2.63 

 2位「廊下での衝突」事故件数2586件 危険度2.56 

 

 「プールサイドでの転倒」危険度が一番高いというのは意外でした。「床での転倒」や「階段での衝突」は比較的大ケガにならないので、危険度の意識が低いのでしょう。

 「階段での転落」や「廊下での衝突」は大ケガになりかねないので、重点的、優先的な安全対策や指導が必要ですね。