· 

No弐-46 デジタル活用授業2

 今日は、昨日のつづきです。4月27日(火)朝日新聞朝刊教育欄「端末1人1台   授業での活用は」にあったもう一つの実践例です。

 

★埼玉県戸田市の小学校

・同市の小中学校では、今年1,2月に端末「クロームブック」が配られ、小3以上は1人1台、小1と小2は2人に1台で既存の端末を利用。

 

<6年生の音楽鑑賞の授業>

①冒頭(導入)は、声を出さない「ボディー・パーカッション」

「残酷な天使のテーゼ」の曲が流れると電子黒板に足踏み・拍手・ひざ打ちの3種類のリズム譜が曲に合わせて現れる。

 児童は2パートに分かれ、座ったまま曲に合わせて足踏みをしたり、手で膝を叩いたりする。

 

②次は、「1発5分間うたい」歌唱は1日5分間

 マスク姿で教科書の「翼をください」を1回だけ歌う。

「この曲が使われているアニメ知ってる?」とワンシーンを映す。

「エヴァンゲリオンだ!」と喜ぶ児童。

 

③次は、好みの歌探し。

 異なる歌手が歌う6種類の「翼をください」を事前に聞いておく約束。

 音源の一部は、児童の端末からアクセスできる「グーグルクラスルーム」のあらかじめアップ。

 学校設置者などが補償金を払う「授業目的公衆送信補償金制度」に基づき使用。

 

・譜面台の各自の端末を置き、ヘッドホンをつけ、各自で聞き直す。

・印象をプリントに書き込む。

・「大共感タイム」 一番気に入ったものが同じ児童同志で集まり議論。

・その後、歌い手が明かされる。

 平原綾香、赤い鳥、岡本知高、桜高軽音部、姿月あさと、ヘイリー・ウェステンラ

 人気だったのは、平原綾香、桜高軽音部、ヘイリー・ウェステンラ

・次回の授業で、一番気に入った歌がどんな時、風景に似合うか発表する。

 

 昨年末には、学級ごとに「いのちの歌」を歌って録画、全校で歌っているように編集して流し、「校内音楽会」に代えた。

 いかがですか?こんな授業を受けることができる子どもたちは幸せですよね。