5月5日(水)朝日新聞朝刊の「青い鳥 子の笑顔運んだ」と言う見出しが目に留まりました。
「青い鳥」というのは大田区のおもちゃ屋さん。京急空港線糀谷(こうじや)駅そばの糀谷商店街に1957年に開業。先日5日「子どもの日」に64年の歴史に幕を下ろしたそうです。
★店長の柳田孝さん(62)の話
・小学生の時、月200円の小遣いを握りしめ、数百種類が並ぶプラモデルの前で何時間も過ごした。
・専門学生だった20歳の頃アルバイト店員になり、2年後に正社員。
・80年代機動戦士ガンダムのプラモデル「ガンプラ」が入荷するようになり、飛ぶように売れた。開店前に30人ほどの行列ができる日もあった。
・潮目が変わったのは、バブルの頃、周辺の町工場が消え、跡地にマンションが建った。
・15年ほど前から来店する子どもの数が減り始めた。放課後に寄り道をする子が少なくなり、祖父母に連れられて来店する子もぐっと減った。
・数年前から店の価格表示とネット販売の価格をスマホの画面で見比べ、買い物をせず帰る親子の姿が増えた。
・変わらなかったのは、お目当ての商品の目を輝かせ、宝物のように抱えて店を出ていく姿
・経営難が続く中、コロナ禍が追い打ちをかけ、今年4月に閉店を発表。
・店には10倍近い客が訪れる。かつての常連が親となり、子を連れてきた。
・玩具・娯楽用品小売業の事業所減少 15253(1991)→5758(2016)
・70年代~80年代初めがピーク。個人経営の店が中心
・90年代に外資系の大型玩具専門店が進出
・00年年代以降家電量販店やネットショップの増加で店舗数減少。
・おもちゃの売り上げはこの10年堅調 市場規模約8400億円
少子化で05~13年度は7千億台、14~19年代は8千億円台維持
・ビーズやドローンなど子どもと一緒に大人も楽しめるおもちゃが人気
・ジグソーパズルなどの売り上げが急拡大。
★おもちゃ業界の主な出来事
1959年「プラレール」発売
1967年着せかけ人形「リカちゃん」登場
1977年自動販売機でカプセル玩具の販売本格化
1981年「機動戦士ガンダム」のプラモデル大ブーム
1983年「ファミリーコンピュータ」発売
1985年「シルバニアファミリー」登場
1991年「トイざらす」オープン
1995年「ミニ四駆」大ヒット
1996年「たまごっち」登場
2001年「ベイブレード」流行
2006年家庭用ゲーム機「Wii」発売
2014年「妖怪ウォッチ」関連商品がヒット
2017年「ニンテンドースイッチ」発売
とても懐かしくなりました。私もおもちゃ屋さんが大好きでした。柳田さんの「人の心の芯の部分をおもちゃは育ててくれる」が心に残りました。
今日は、おもちゃの話で盛り上がってみてはいかがでしょう?
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