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No弐-40  修学旅行

 GWお疲れさまでした。今日は、4月28日(水)読売新聞朝刊「学ぶ 育む」に昨年度の修学旅行のことが書かれていました。

 新型コロナウイルスの影響で昨年度、関東地区の約7割の公立中学校が修学旅行を中止したことが全国修学旅行研究会の調査で分かったそうです。

 

 関東地区では68.4%が中止。日程短縮(1泊2日、日帰り)13.2%

 東海地区では4.0%が中止。日程短縮(1泊2日、日帰り)60.6%

 近畿地区では14.4%が中止。日程短縮(1泊2日、日帰り)48.7%

 地区によってこんなに違いがあるんですね。

 

 感染対策として、一部屋の人数を減らす。大浴場を使わないなど 

 保護者の判断で参加しなかった生徒4072人。

 

 さらに全国修学旅行研究会の調査結果を調べてみました。

 この調査は、関東地区5県(茨城・栃木・群馬・埼玉・千葉)、東海地区3県(名古屋市を除く愛知・三重・岐阜)、近畿地区2府4県(滋賀・京都・奈良・大阪・兵庫・和歌山)で東京都が入っていません。

 

1.実施時期 ①10月(40.0%) ②9月(24.6%)③11月(18.5%)④3月(6.2%)

 2019年度5月(50.3%)、6月(32.3%)でした。

 3地区とも春の出発は延期、中止になり、秋に集中したようです。

 関東地区は3月(21.4%)が特徴的でした。

 

2.実施方面 関東地区①関西(190)②関東伊豆富士(80)③東北(68)

        東海地区①東海(273)②関東伊豆富士(169)③関西(88)

        近畿地区①関西(399)②北陸信越(256)③中国四国(192)

 例年、関東地区は9割以上が関西方面ですが、コロナに影響で46%になり、東北、会津日光、信州方面への方面変更が増え、特に感染者が少なかった東北方面が増えたそうです。

 東海地区も8割以上が関東方面ですが、昨年は感染者の数が多かった東京を避けて他の地域での実施が増え、沖縄は0だったそうです。

 近畿地区も関東と沖縄は激減し、近隣地域での実施が増えたそうです。

 

3.費用 生徒一人あたりの旅行費用平均額は。5万円~7万円が最も多く、昨年度は期間短縮、近隣地域での実施で3万円未満が最も多かったそうです。

 

4.変更(中止・延期)の最終判断の基準 関東地区は「教育委員会からの指示」、東海地区・近畿地区は「学校判断」が一番多く、近畿地区は「職員からの要望」の割合が多いのが特徴的でした。

 

5.キャンセル料の負担方法 ①市町村教育委員会の補助(35.1%)②地方創生臨時交付金(20.2%)が多かった一方、保護者負担(4.5%)、その他(3.7% Gotoキャンペーン等の利用、学年費、積立金から充当、PTA後援会費、校区協力金等)、学校の補填(0.5%)でした。

 キャンセル料の問題は重くのしかかったでしょうね。 

 小学校の修学旅行・林間学校・移動教室の実態も知りたいですね。