朝日新聞終末別冊版「be」に「知っ得なっ得 ライフ&マネー」というコーナーがあるのですが、「伝わる文章の書き方」というテーマで4月3日から24日までの4回連載されたので2回に分けて、ポイントを紹介します。
1.書く前の準備(4月3日)
①文章の目的を考える。
ラブレターの目的 ×「愛を伝えること」○「相手に好きと思ってもらうこと」
謝罪文の目的 ×「お詫びの気持ちを伝えること」○「相手に快く許してもらうこと」
②読み手の反応を決める。
映画や芝居の脚本と一緒 「このシーンで大爆笑させる」「号泣させる」
③客観・主観的な情報を集める。 2つがバランスよく入っていること
客観的な情報 本や雑誌、インターネット、取材から得る情報
主観的な情報 体験に基づく意見、アイデア
④自問自答を続ける。 読み手の疑問を減らすこと
いかがですか?小学校の作文指導も目的と読み手を明確にすることは大切と言われています。
何のために書くのか、誰に対して書くのかが分からず書かせていることってないでしょうか?
2.テンプレートを知ろう(4月10日)
文章のテンプレート(型)
①結論優先型
結論を最初に書き、その後に根拠・理由や背景、まとめなどを書く。
②列挙型
最初に「ポイントは3つあります」などの予告文を入れた後、項目を列挙する。
列挙の接続詞「はじめに」「続いて」「最後に」、
「第一に」「第二に」「第三に」
③ストーリー型
前半(マイナス)と後半(プラス)の落差で読み手の心を動かす書き方
主人公のマイナスから始まり、転機や決意、現在を書く。
高学年なら「文豪道場」でこの3つの型で書く経験をさせたいですね。明日に続きます。
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