今日も読売新聞朝刊「教育ルネサンス」に連載された「変わる図書館」からです。今日は違う視点から図書館が取り組んでいることを紹介します。
②「高校と大学 学びつなぐ」(4月14日)
・芝浦工大付属校 芝浦工大の推薦入学を希望する場合、大学図書館を使ってリポートを書くのが課題(2016~)
大学図書館は高校図書館の4倍近い23万6000冊の蔵書があり、大量の文献の中からテーマに沿い、自分のレベルにあった本を探す力も鍛えられる。
リポート作成を通して、夢や憧れから、やりたいことを具体的に見つける機会にもなっている。
・筑波大では、18年度3つの付属校の探究学習の支援などを目的に高大連携図書館サ-ビスを開始。19年度には、近隣の県立校とも連携。
・お茶の水女子大では、総合選抜の2次試験で「図書館入試」に取り組む。
受験生は図書館に6時間滞在し、館内で得た情報や資料を基にリポート作成。
課題は「よい人生とは何か」など答えが一つでないものばかり。
1次試験では90分の授業を2コマ受けてリポートを書く。
③「『体験道具』貸し出し」(4月15日)
・県立長野図書館 「体験の貸し出し」(2019~)開始。
スピードガン 隣接する公園で2時間まで持ち出し可)。
マイクロスコープ 植物など何でも自由に観察。タブレット使用で驚きや発見を共有。
・福智町立図書館・歴史資料館(福岡県) 2017年オープン
①レーザーカッターや3Dプリンターを備えた「ものづくりラボ」
小学生向けの「みこし作り教室」
②調理設備がある「クッキングラボ」
親子向けの料理教室。料理の発祥国に関する本を陳列。
・工学院大付属中・高校 図書館の中に3Dプリンターやパソコンを置いた「ファブスペース」を新設、自由にものづくりができる。
スペースには生徒が試作品を見せて話し合えるように大型モニターやボードもある。
④「利用しにくい子供招く」(4月20日)
・豊中市岡町図書館(大阪府) 「おやこでにほんご」外国籍の親子向けに様々な言語の本が並ぶ。イベントは、日本人と外国籍の親子同士の交流の場。
約50か国から8000冊以上を集めた部屋。
・豊橋市中央図書館(愛知県) 絵本作りを通して日本語に親しんでもらうワークショップ(2019年2月~)
・藤枝市駅南図書館(静岡県) 発達特性がある子どもと親を休館日に招待(2017年度~)
館内の行動は自由で、声を出しても注意されない。
いかがですか?図書館もいろいろ工夫して、頑張ってますね。
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