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No弐-17 マスターズ悲願の初優勝

  今日は、やはりゴルフの話題でしょう。昨日朝テレビを見ていると速報が流れました。松山英樹選手のマスターズで悲願の初優勝は、大きなニュースになりました。今日のスポーツニッポンにも7面にわたって大きく取り上げられていたので、紹介します。

 

 まずはマスターズについてです。

・1934年に「球聖」ボビー・ジョーンズと実業家のクリフォード・ロバーツによって創設。

・全英オープン、全米オープン、全米プロ選手権と並ぶ男子ゴルフ4大メジャーの一つ。

・出場選手は前年度の世界各地のツアーでの賞金ランキング上位者、メジャー優勝者など。招待資格を満たす名手(マスター)たちしか出場できないことから「ゴルフの祭典」として敬愛されている。

・基本的に4月の第2週に開催される。

・昨年は新型コロナウイルスの影響で11月無観客で行われた。

・他のメジャーは毎回開催コースが異なるが、マスターズは毎年同じオーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブで開催される。

・優勝賞金は入場料やグッズ販売量による変動制で今回は207万ドル(約2億2700万円)

・優勝者には「グリーンジャケット」が贈呈される。オーガスタ・ナショナルGCの名誉会員として、同コース内のみで着用が許される。ただし優勝者は翌年まで1年間はコースを持ち出すことが可能。その後はチャンピオンズロッカーで保管。

・歴代王者による「チャンピオンズディナー」に招待される。大会が開催される週の火曜日に行われ、前年の優勝者がメニューを決める。

・歴代最多優勝者は、ニクラウスの6度、2位がウッズの5度、3位がパーマーの4度。

・松山選手の優勝は、日本人男子初メジャー制覇で、アジア勢としても初優勝。

・初挑戦から10度目、33度目のメジャーで悲願達成。

・これまで日本人は33人が挑戦し、133回目で達成。

 

 次は松山さんのエピソードからです。

・1992年生まれ。松山氏出身。国内ツアー8勝、米ツアー6勝。

・歩き出すかどうかの頃、父のクラブを杖代わりにして遊んだ。

・ゴルフを始めたのは4歳の時。日本アマチュア選手権出場経験のある父に練習場に連れていってもらったことがきっかけ。

・始めた当初から球を打つことに熱中。1日に1000球以上打ったこともある。

・親元を離れて中学2年で高知・明徳義塾中に転入。午前5時に起きて走り、球を打ち込んでから授業へ出た。明徳義塾高で全国優勝。

・東北福祉大2年に三井住友VISA太平洋マスターズでアマチュア優勝。

・プロ転向した13年に賞金王。プロ初優勝。14年米ツアー初優勝。

・プロとして初挑戦した2014年マスターズで予選落ち。あまりの落ち込みように周囲は週末、気分転換に遊園地にでも行くように勧めたが本人は「練習させてください」

・プロとして成功を収めても、練習に向き合う姿は変わらない。

・米フロリダ州の自宅では朝6時に起きてトレーニングを行い、コースに出る。昼食をはさんで練習が終わるには午後9時にもなる。

・休みの日も「ゴルフ以外にすることはない」

・最終日のウエアは黄色いシャツと紺色のパンツ。黄色は勝負カラー。

・世界ランクは25位から14位に浮上。