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No弐-15  瓶ジュース  

4月3日の朝日新聞終末別冊beの「サザエさんをさがして」は「瓶ジュース」を取り上げていました。皆さんは、瓶ジュースを飲む機会はありますか?

 

・昨年末、キリンレモンが瓶入りの販売を終了した。

・日本に瓶ジュースをもたらしたのは、1853年、浦賀に現れた黒船だった。

・開国迫るペリーが江戸幕府の役人と対した際、底のとがった形状の「きゅうり瓶」に入ったレモネードを供した。

・レモネードがなまり、ラムネを言う和製英語が生まれたと言われている。

・1984年には後に三ツ矢サイダーとなる三ツ矢平野水、1919年にはカルピスが登場。

・コカ・コーラの輸入も始まり、昭和に入って、キリンレモン、カゴメトマトジュース、ヤクルトといったブランドが続々と生まれた。

・米進駐軍で飲まれ、51年に国内販売を始めるや本格的果実飲料の先駆けとして大人気になったのがバャリースオレンヂである。

・「バ」の後に小さい「ャ」が付く名前は、風味を損なわない殺菌法を開発した米科学者のバャリーに由来すると言う。87年に「ャ→ヤ」とする名称変更があり、今は言いやすくなった。

 

・瓶の黄金時代に陰りが見えたのは70年代、缶の台頭による。

・50年代半ばは専用の缶切りで穴をあける手間があった。

・60年代後半にコカ・コーラがプルトップを採用。

・UCC上島珈琲の缶コーヒーは、70年の大阪万博で販売され大人気となった。

・缶の隆盛は長く続かない。

・82年に大型ペットボトルの炭酸と果実飲料製造がはじまり、リサイクルの取り組みが本格化して96年に500㎖のサイズが登場した。

 

・今は飲料水容器別生産量のシェアはペットが76%を占め、缶は11.1%、瓶は0.9%。

・環境意識の高まりで脱ペットの模索が始まった。

・瓶入りのご当地サイダーや栓抜きがテーブルにつく昔の列車が人気を集める。

・キリンレモンも2018年にペットボトルを初代の瓶をモチーフにしたものに変えると売り上げは前年比2倍にアップしたという。

 

 いかがでしたか?瓶ジュースの歴史は面白かったでしょ?明日の子どもたちの話題にいかがでしょう?

 先日泊まった宿も冷蔵庫の飲み物サービスがあったのですが、ビールもジュースもお茶も瓶で。水だけがペットボトルでした。

 そういえば最近テレビや映画で、欧米の影響からか、瓶ビールを口にくわえて飲むシーンを観る機会が増えたように思うのですが、いかがでしょう?

 瓶の飲み物は、コップに移して飲むように躾けられましたから抵抗があります。私だけ?