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No弐-8  田中邦衛さん

 今日は、もう一人の「北の国から」の父親役でも有名な俳優の田中邦衛さんを紹介します。

 先月3月24日88歳で亡くなられたニュースはテレビ等でもたくさん取り上げられていたので、皆さんもご存知かと思います。昨日のスポーツニッポンからです。

 

・1932年(昭和7年)生まれ。岐阜県土岐市出身。

・地元の多治見市で10か月間、中学校の代用教員を務め、国語、英語、体育を教えていた。教育者としての自信がなくて生徒を叱れなかった。

・1958年に俳優座養成所に3度目の受験で入所。3畳一間の下積み時代が続いた。

・1961年に加山雄三主演の映画「大学の若大将」での青大将が好評でシリーズのレギュラー入り。

・1973年に始まる「仁義なき戦い」シリーズでは、ずる賢いヤクザを怪演。

・最大の当たり役は、1981年にスタートした「北の国から」の父親・黒板五郎。2002年まで21年間続く国民的作品となった。

・2013年暮れに俳優引退。

 

 読売新聞の見出しの「『五郎』人間味あふれ」「不器用な役柄 謙虚に」「演技を超えた存在感」からも田中さんの人柄が偲ばれます。

・生真面目でシャイ。トーク番組の誘いも極力断ることで有名だった。

・倉本聰さん「まだ五郎が富良野にいるような気分だ」

・山田洋次監督「善良が服を着て歩いているような人だった。一緒にいるだけで楽しい気持ちになるような素敵な人だった。あんな俳優が、あんな日本人がいたことを誇りに思う」

・「北の国から」の人情味あふれる黒岩五郎そのままの人だった。

・庶民派の感覚を大切にし、その人柄も飾り気がなかった。ポリシーは「庶民こそ人生のプロ」

・仕事先にも電車やバスで移動した。車内では必ず人間観察し、役作りに生かした。

・ロケ先では自転車を借りて街をゆっくり巡り、銭湯に入るなどして、その街の生活を肌で感じた。

・ヘビースモーカーだが、酒は一滴も飲めず、競馬や麻雀、ゴルフもやらなかった。

 

★ブルーリボン賞の主演男優賞受賞時の話

「どんな道でもちゃんとやっていこうとしたら苦しまなければいけない面が絶対にあるはず。しかも年になれば振り絞ってやっていかなくちゃなんない」

 はい、私も振り絞ってやっていきます。

 読売新聞では「個性派俳優から、人々の記憶に残る名優になった」とまとめてありましたが、その通りだと思いませんか?