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No998  鶴竜引退

 昨日は柔道の古賀稔彦さんの訃報の大きさに、横綱鶴竜の現役引退のニュースがやや霞んでしまいましたが、今日の新聞各紙に取り上げられていました。各紙の見出しは、

 朝日新聞「優しき横綱 静かに引く」

 読売新聞「『技の横綱』再起ならず」

 

・鶴竜の背中にほれる後輩力士は多かった。「頭が良くて、優しくて、相撲が強い。こんな完璧な人間、見たことないよ」(千代大龍)

・モンゴルの国立大教授だった父を持つ鶴竜は英語、ロシア語も操り、日本語なら新聞も読める。

・手先も器用で、力士仲間と興じるオンラインゲームは世界ランク1位だった。

・スポーツは万能で、テニス、バスケット、レスリングなどを経験している。

 

 力士を志した20年前の2001年4月花籠部屋の新人選考会で落選。その後もあきらめられず、自分で書いたモンゴル語の決意文を父親の大学の同僚に和訳してもらい、手紙を大相撲関係者に送ったそうです。体重78キロと書きましたが、実は65キロでした。

 

 願いが叶い、16歳で井筒部屋に入門しますが、先代師匠は、体重が65kgしかないので、初めは床山にでもしようかと考えていたそうです。

 しかし、3ヶ月で82kgまで増やし、新弟子検査に合格。

 2004年七月場所で7戦全勝で三段目優勝。翌九月場所で幕下14枚目。

 2005年十一月場所で十両昇進。

 2006年十一月場所で新入幕。技能賞7回、殊勲賞2回受賞

 2012年五月場所で大関昇進。

 2014年三月の春場所で14勝1敗で初優勝。第71代横綱へ昇進(モンゴル人としては4人目)優勝6度

 

・鶴竜はたいへん真面目で物覚えが良く、日本語も1年で堪能になった。

・性格が控えめで生真面目、穏やかで礼儀正しく、多くの横審のメンバーから好感を持たれていた。

・「頭が良い」「言葉使いや礼儀が正しい」「日本人以上に日本人らしい」「よく考えた相撲を取る」など、賞賛の言葉が多くあがる。

  引退して知るエピソードがたくさんありました。この人の運動神経、頭の良さ、人柄ならきっと親方としても大成すると思いませんか?