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No994 2021年3月のLINEがるべる

 昨日は、今年度最後の定例のLINEがるべるでした。お忙しい中、19人の方が参加してくださいました。

 恒例の近況報告と現場の情報交換では、卒業を前に各校での取り組みとして、日光自然教室(日帰り)、校内肝試し大会、逃走中、担任3名のライブ、東京ドームへの校外学習、ビデオやZoomを使った6年生を送る会、歌なし、呼びかけは全員の卒業式などの情報が寄せられました。こういう生の情報は貴重です。

 

 今月の専門がるべるは、文豪道場「タイトル入門」講座を私が担当しました。

 たかが題、されど題なのです。本屋さんに行って読みたい本を探している時、タイトルに惹かれて、本を手に取った経験があるはずです。

 文豪道場では、言葉に敏感になること、書く意欲を高めることを大切にしていきます。

 題・タイトルへの関心が高まってくれば、文章を書く関心も高まるはずです。

 

 文豪の作品にも誰もが知っている名作のタイトルがあります。夏目漱石なら「吾輩は猫である」「それから」「こころ」・・・、芥川龍之介なら「鼻」「或阿呆の一生」・・・、太宰治なら「人間失格」「走れメロス」「グッド・バイ」「ヴィヨンの妻」「パンドラの匣」・・・

 

 今回は、ネットの「本のタイトルが面白い!思わず読みたくなるタイトル集めました」(もったいない本舗)から作品を選びました。

 第1問は、①「君の膵臓をたべたい」住野よる ②「容疑者Xの献身」東野圭吾 ③「コンビニ人間」村田沙耶香 ④「下町ロケット」池井戸潤 ⑤「蹴りたい背中」綿矢りさ ⑥「世界の中心で、愛を叫ぶ」片山恭一 ⑦「人間失格」太宰治 ⑧「バカの壁」養老孟司 ⑨「嫌われる勇気」岸見一郎、古賀史健 ⑩「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら」岩崎夏海

「君の膵臓をたべたい」に3人が、「コンビニ人間」「人間失格」「蹴りたい背中」を推す声がありました。

 

 第2問は、クイズにしてみました。取り上げた作品は、①「限りなく透明に近いブルー 」村上龍 ②「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」村上春樹 ③「葉桜の季節に君を想うということ」歌野晶午 ④「冷静と情熱のあいだ」)江國香織(Rosso)/辻仁成(Blu) ⑤「号泣する準備はできていた」江國香織  ⑥「九月が永遠に続けば」沼田まほかる ⑦ 「三月は深き紅の淵を」恩田陸 ⑧「子どもたちは夜と遊ぶ」辻村深月 ⑨「リアル鬼ごっこ」山田悠介 ⑩「むかし僕が死んだ家」東野圭吾

 

★色に注目する。ブルー、紅

★時(月や季節など)に注目する。3月、9月、葉桜、夜

★熟語に注目する。色彩、冷静、情熱、号泣

 

 第3問は、面白いタイトルを集めました。①「妻が椎茸だったころ」中島京子 ②「星間商事株式会社社史編纂室」三浦しをん ③「ひっ」戌井昭人 ④「メキシコ人はなぜハゲないし、死なないのか」明川哲也 ⑤「68点を確実に取る勉強法 無理なく続く!一発合格するテクニック53」横溝慎一郎

 

 最後に実際にタイトルをつけてみました。使用した絵は「すみだ北斎美術館」で購入した富嶽三十六景のパロディ画から6枚を選びました。

 作品には「タイトル」が書かれてあるのですが、自由に題名をつけてみることにしました。

 「フジのヒゲ剃り」「高速水路」「本日割引デ―」「噴火寸前」「富人山」「人化粧」「シャッターチャンス」「現場からは以上です!」「終舟」「ダブル酔い」「船代お支払いしますので、家ついて行ってもいいですか?」「花金」「帰ろうか、帰るまいか…」

 さすがです。皆さんのセンスが光りました。

 

 先月、S先生の学校の作品展でも、子どもたちのタイトルのセンスに驚かされました。

「じゅく帰りの空」「アヘホ雲」「明るい花粉」「くもの上の花」「二人ぼっちの木」「さいきょうくん」「ふわふわのネコちゃん」・・・

 自分の作品にタイトルを考える時間、表現する時間を大事にしたいですね。