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No990 アンガーマネジメント2

  あと10日になりました。今日は、3月11日(木)読売新聞朝刊「くらし 家庭」欄のアンガーマネジメントからです。

 アンガーマネジメントは、No181(2019年12月24日)に取り上げ、教育カツサンド講座でキレる子の指導実践例として「トークンエコノミー」を紹介したのを思い出しました。

 

  アンガーマネジメントとは、「1970年代にアメリカから始まった怒りを予防し制御するための心理療法プログラムのこと」でした。

 怒りの衝動が収まり、理性を取り戻すのに必要な時間は約6秒ということでした

「 1 怒りを数値化する、2 その場から離れる、3 数を数える、4 深呼吸する、5 心が落ち着くフレーズを考える。」を紹介しました。

 

 佐藤恵子さん(アンガーマネジメントジャパン代表理事・臨床心理士)が、小4~中学生を対象に気持ちをコントロールすることの大切さを考える授業に取り組んだ実践が紹介されていました。

①「イライラの気持ちを0~100度の温度に表す」

 数字にすることで怒りを客観的に捉えられる。(1 怒りを数値化する)

②「6秒カウントダウン」(3 数を数える)

 6から1まで逆に数える。

③「10秒呼吸法」(4 深呼吸する)

 1~3秒で息を吸い4秒で止め、5~10秒で息を吐く。5回繰り返すとよい。

④「セルフトーク」(5 心が落ち着くフレーズを考える)

 「落ち着け」「大丈夫」など心の中で3回つぶやく。

⑤「体の力ゆるめる法」

 肩を耳元まで上げて5秒数えてからストンと力を抜く。

 一度授業で実践してみてはいかがでしょう。

・「まずは子ども自身が、自分の気持ちを知ることが大切」

・怒りの原因にも、不安や焦り、寂しさ、悔しさなど様々なことが考えられる。 

・怒りを覚えるのは、相手と自分の考えが違ったり、期待した行動を取ってくれなかったりした時が多い。

・自分と他人は考えも行動も違って当たり前だと認識できると怒りは小さくなるという。

 たしか、「べき」という言葉も自分の価値観を押し付けるから腹が立つのでしたよね。

 

★竹田伸也准教授(鳥取大・臨床心理学)の話

 怒りを感じると、誰でも視野が狭くなって「自分が正しい」と思い込んでしまう。

 コロナ禍のような終わりの見えないストレスの中にいると、その傾向はより強くなる。

 アンガーマネジメントを学ぶことで、自分と同じように他者にも様々な考え方や事情があり、尊重すべき大切な存在だと気づくことが重要。

 

 授業に取り入れる学校も目立つようになり、町田のある中学校では、5年前から全学年、年間5時間授業で学んでいるそうです。

 ぜひ皆さんも授業に取り入れてみてはいかがでしょう?