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No981 精神疾患の指導

 先週3月2日(火)朝日新聞朝刊の「教育」欄に「小中学校で精神疾患を教えて」「高校では22年度から指導要領に復活」と言う見出しが目に留まりました。

 

「精神疾患ってどんな病気?(佐々木司教授の取材から)

・誰でもなりうる

・一生で5人に1人は経験するとされる

・10代など若い世代で発症する病気が多い

・予防や早期発見、早期治療が大切

・早期の適切な治療での回復の可能性が高まる」と書かれてあります。ご存知でしたか?

 

・精神疾患はがんや脳卒中などと並ぶ5大疾病の一つだ。

・統合失調症やうつ病、不安障害、摂食障害、認知症などの精神疾患で治療を受ける人は約419万人(2017・厚労省)で増加傾向。このうち24歳以下は約39万人。(9.3%)

・精神疾患の知識がなかったり、偏見を恐れたりして受診しないケースも多いとされ、実際の発症者は、より多いとされる。

・女子高校生の自殺原因は「うつ病」が最多で、次に「その他の精神疾患」が多い。男子高校生も3番目に「うつ病」が多い。

 

 統合失調症の家族会の保護者アンケ―ト(161人)では、発症した年齢は16歳が17%で最多。前兆は12~15歳が45%。子どもが発祥した親たちは、より早期の充実した教育を願い、4万人分の署名を集めたそうです。

・精神疾患の記述は1978年告示の高校の学習指導要領から消えていた。

 文科省の中教審が2016年、20代の死因の半数が自殺であることなどを挙げ、「現代的な健康課題」の内容の充実を答申。

 22年度から約40年ぶりに復活し、保健体育の授業で取り上げていく。

 

・義務教育では小5で不安や悩みへの対処、中1でストレス対処を学ぶにとどまっている。

★佐々木司教授(東京大・健康教育学)の話

 高校進学前に発症する子どもも多い。精神疾患は友だち関係や進学に大きく影響する。小学校高学年や中学校などから症状や経過を教え、自分や友達の不調に早く気づき、相談できるようにする必要がある。

 

・小中での教育は教員の知識不足も課題だ。教員(398人、18~19年)のアンケートでは、7割が知識不足などを理由に「不安」や「それなりに伝えるしかない」と回答した。

 

・埼玉県教委は、不登校やいじめなどの背景に精神疾患が絡むケースがあるとみて、教員や児童生徒の知識を底上げするために昨年11月東京大学と協定を組んだ。

 さいたま市を除く県内の公立小中高校の全教員を対象に精神疾患の基礎知識を伝える動画配信を昨年12月から始めた。

 いいことですね。どんどんやってほしいです。小学校高学年からしっかり学ぶ機会をもてば、早期発見、偏見解消への期待が膨らみます。