· 

No938 教員採用正念場

 No948「2020年公立小学校の採用倍率」(2月3日)で今年度採用の教員試験で公立小学校の採用倍率が過去最低の2.7倍になったことを紹介しました。

 今日の読売新聞朝刊「スキャナー」は「教員志望減 採用正念場」でした。特に目新しい情報はなかったのですが、紹介しておきます。

 

・佐賀県では、大量退職に伴い採用数は10年前の約5倍の191人に増えた。人材確保に向け、21年度から撤廃した。

 負のイメージを払拭しようと、必要な会議や研修を整理して廃止するなどの環境の改善にも力を入れる。

 だが、受験者数は横ばいを維持するのがやっとだ。

 九州は筆記試験の1次試験の日程がほぼ同じ。それも軒並み低倍率の一因。

 

・採用試験は通常7月に1次、8月に面接や実技などの2次が行われる。

 関東1都6県は「7月の第2日曜」だが、茨城県はこの枠組みから抜け出すことを表明。

 

・高知県では、大阪府内の県外試験を実施し、18年度から全国で最も早い試験(6月下旬)設定をすると、全国トップの倍率となった。

 

 千葉市も18年度から年齢制限を撤廃し、50歳で採用された先生が紹介されていました。

 

・採用試験で年齢制限撤廃しているのは41教委に増加(全国68教委中)

・体育や音楽の実技試験廃止。

 

★天笠茂特任教授(千葉大)の話

 良い教員を一定以上集めるには、実技試験の廃止などの「対症療法」では限界がある。

 教員の勤務条件や給与、休暇制度など各種労働条件の向上に国や各教委が本腰を入れるべきだ。

 教員が生き生きと働く姿こそが、教員志願者を増加させる鍵となるはずだ。

 

 高学年での英語の教科化、プログラミング、ICTなどへの対応などやることが増えている中、減ったことは何でしょう?教育だってダイエットも必要です。

 多様で対応が難しくなってきている子どもや保護者への対応を「一国一城」の干渉しない体質で任せっきりになっていないでしょうか?

 「教員が生き生きと働く姿」って何でしょう?職員全員で共有していきたいですね。

 ラグビーで火が付いた「ワンチーム」の精神なくして、志願者は増えない気がしますが、いかがでしょう?