先週2月1日(月)朝日新聞朝刊の教育欄にあった「花まる先生 公開授業」の「跳び箱苦手?VRなら」の見出しが目に留まりました。
VR(仮想現実)グラスを使った跳び箱運動の授業なんて、興味がわきませんか?
愛知県阿久比町立の小学校の榊原先生(5年担任)の授業からです。10年前からICTを活用した体育を研究しているそうです。
「ゴール型のゲームを、上空から超小型ドローンで撮影して見せると、こどもはすぐにボールに固まることをやめました。私の言葉より効果的です。」もしドローンがあったなら、私も実践したと思います。
1時間の授業をイメージしてみてください。
・授業が始まります。「今日は、リアルな世界とVRの世界をつなぎ、動きの感じをつかんでもらいたいと思います。」(動きの感じをつかむことが学習のねらいだということが分かります)
・ボードには「どんな感じがしたかな?」と書いた紙が貼られている。(ボードは必需品)
・体育館の舞台上に、跳び箱が2台置かれた。跳び箱の上から舞台下のマットにジャンプし、「着地の感じ」を味わう場だ。(着地感覚って大事なんです)
・走り込んでトランポリンやロイター板で体を浮かし、マットに着地する「浮く感じ」を味わう場もある。
・5段、6段、7段(ロイター板→跳び箱→マット)の場がある。どの場で練習するかは自由。(ロイター板の使い方には配慮が必要です)
・みんなが練習している間に、4人ずつ1分間だけ、VRグラスをつけ、VRの世界の跳び箱を体験する。「おーすげー」「うわー。跳んでるみたい」「何これ?」
・VRをつけると体育館に跳び箱がある映像が出てくる。
・跳び箱を正面に見ると、一瞬おいてから、自分が走り込んで跳び箱を跳んだような感覚になる映像が流れる。
・映像には人の姿がなく、手をついた位置の「手形」と、目線を示す「チョウチョ」が動く。
・1分間で、映像は4、5回体験できる。
・見終ったら、動きの感じを各自プリントに書き込んで、リアルな世界の練習へ。
・全員がVRを見終えたところで集合。
「どんな感じがした?」→「ふわっとする感じ」、「着地は?」→「ぎゅっと下がる感じ」
・スクリーンにVRの映像も映し、手のつく位置、着地の目線などを確認する。
・リアルな動きの感じもプリントに記入させた。
いかがでしたか?場や時間の流れなどがイメージできましたか?きっといい授業だったですよね。
写真の先生の雰囲気が爽やかですよね。
先生の頭につけているのが360度カメラかしら?手に持っているのがジンバルカメラというやつかしら?
VRがなくても積極的に動画を活用しましょう。私は自分が子どもの補助をして跳ぶ感覚をつかませました。
顔を前に出せるようになれば跳べます。跳べた自信は大きいです。
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