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No945 国際数学・理科教育動向調査(2019)の結果考察2

 No897(2020年12月9日)に小4と中2の理科と算数・数学の教育到達度を測る2019年の国際数学・理科教育動向調査(TIMSS)の結果が公表された記事を紹介しました。

 

 小4の算数平均得点593点(5位)、中2数学平均得点594点(4位)過去最高。

 小4の理科平均得点562点(4位)、中2理科平均得点570点(3位)

 いずれの科目・学年もシンガポールが2年連続1位で、韓国、台湾、香港などの東アジアとロシアが上位に目立つことが分かりました。

 

 今日の朝日新聞朝刊教育欄は「数学・理科の国際調査 識者が読み解く」「『変わらぬ学力』改革は適切だった?」の見出しが目に留まりました。

 

①1995年と2019年の得点の偏差値の変化

 小4算数56.7→59.3 、中2数学58.1→59.4、小4理科55.3→56.2、中2理科55.4→57.0 

 「学力が有意に上がったと言っても、大きく向上したわけではない」(松岡准教授・早稲田大)

 

②家庭の蔵書数 「200冊より多い層」と「ほとんどない層」の差

 小4算数73点(2015)→中2数学79点(2019)、小4理科76点(2015)→中2理科75点(2019)

 「家庭の社会経済的地位による学力の差が縮んでいるようには見えない」(松岡准教授)

 

③男女差 小4算数(2015)差なし→中2数学(2019)男子が0.2偏差値が高い。

 小4理科(2015)男子が0.4偏差値が高い。→中2理科(2019)男子が1.0偏差値が高い。

 「男子は女子より理数が得意というほど大きな差ではない」(松岡准教授)

 実態は、女子の大学学生数45.5%、工学系15.7%(2020)

 

④校長の学歴 校長が大学院卒小4で13%(国際平均54%)、中2は8%(国際平均55%)

 「日本は教員からのたたき上げで校長になるルートが中心だが、他国は最初から別ルート。日本の方が現場のことはわかるが、学校経営の専門性は他国が勝る」(川口准教授・福岡教育大)

 

⑤コンピューターでテスト受ける頻度 「まったくない」小4算数92%、中2数学97%、

 小4理科94%、中2理科92% 国際平均は60%

 「コンピューターを使う国が学力が高いとは言えないが、今後を考えると使い慣れている方がいい」(川口准教授)

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楽しみにしてくださっている読者の皆様、申し訳ありません。