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No938 情報端末配備の課題

  今日の朝日新聞朝刊「教育」欄は「小中学生に情報端末配備 現場の課題は」に注目しました。

 小中学生らに1人1台端末を整備する「GIGAスクール構想」の前倒しが進み、今年度中に全国の99%以上の自治体で導入されるも見込みだそうです。7人の教員らの座談会の様子が紹介されていました。

 

①端末が全員分届いたが、休校になっても端末を授業などで活用することはできないと思う。

 マイクロソフトのアカウントも全員に配布され、授業支援システム、ワンドライブも利用できると聞いたが、生徒同士で共同編集したり、加筆して提出したりする機能はすべて使えない設定になっていた。これではクラウド活用の意味がない。(中学校教諭)

 

②教育委員会は端末を入れたら成果。学校は使えないとダメ。授業で使えないようなものを急に入れないで。

 情報活用能力とICT活用能力は違う。

 GIGAのポイントは、3つのコミュニケーション。知識を得る「知」、ほかの生徒との「他」、ポートフォリオを残すような「自己」とのコミュニケーション。(ICTコーディネーター)

 

③家庭に持ち帰らせたが、通信費は家庭負担。どのくらいの通信が必要か。いくらかかるか、きちんと説明できる形にしなきゃいけない。

 小学校は担任次第。教員全員でカレンダー機能を使って共有することから始めた。欠席連絡もチャットアプリで瞬時に届くように。クラウドを使うと便利だということを教員が味わえる環境を作った。

 子どもがチャットを使わせて大変に。6年生を中心にルール作りをする。(小学校教頭)

 

④授業で端末を保管庫から取り出そうとすると時間がかかる。電源ケーブルを2つずつ渡し、1つはランドセル、教室では延長コードを使う。(小学校教頭)

 

⑤教員の情報交換の場が必要なので、うちの地域は私が立ち上げた。(中学校教頭)

 

⑥初期不良や今後の修繕、オンラインの教材やドリル活用の増加、端末更新を見据えて、予算は5年間で考える。(市教委担当者)

 

⑦3年後ぐらいにはバッテリー交換も必要。次は保護者負担になるかもしれない。卒業生が使ったものの再利用か、保護者が負担するかの選択性にしようと思っている。(小学校校長)