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No937  鍵盤ハーモニカ

 今日の神奈川新聞「追うマイ・カナガワ」からです。見出しは「鍵盤ハーモニカの購入って?」「コロナ禍で変化不可避」でした。

 

 ある女性の投稿から。昨年9月、学校からコロナ対策として、鍵盤ハーモニカの本体共有の場合の消毒が難しい点から、鍵盤ハーモニカの個人所有(¥5600)を求めるプリントが配布され、やむなく購入したという話。

 「購入は希望者だけでいい」「コロナ感染を考えると仕方ない」「他の物で代用できるなら鍵盤ハーモニカでなくてもよい」などの様々な声。

 

・横浜市教委のガイドラインでは、「鍵盤ハーモニカの使用について吹き口を個人所有とし、本体を共用する場合は、吹き口との接触部を一人が使用するごとに消毒する」などと指示している。

 

・本体の所有方法は、各校に委ねており、横浜市鶴見区(小学校22校)では、

 4校は、新型コロナ対策で本年度から個人所有。来年度から予定の学校も

 4校は、本年度は鍵盤ハーモニカ使用取りやめ。電子ピアノ(学校経費購入)、実物大の鍵盤を印刷した画用紙使用。

 残り半分「以前から個人所有」、残り半分「学校備品を共有」

 

・学習指導要領では、小学1,2年で使う旋律楽器については「オルガン、鍵盤ハーモニカなどの中から児童や学校の実態に考慮して選択する」としているが、市内340超の小学校のほとんどは鍵盤ハーモニカを使用。

 

・鍵盤ハーモニカの原型は1950年代末~60年代初頭にヨーロッパで生まれ、伝わった日本で楽器メーカーが開発に着手。

・1967年に文部省が小中学校に2~3台導入を推奨。

・1969年中学校教科書に掲載、70年代に高学年、80年代に低学年の教科書に採用され、徐々にハーモニカに取って代わる存在になった。

 

 鍵盤ハーモニカの魅力は、「手軽に使えて、鍵盤を見ながら音を出せて、歌の練習にも使え、和音が弾けて、合奏も一人での演奏もできる。オールマイティなアナログ楽器」(山本美紀教授・青山学院大・音楽学)、「息の加減で音が変わり、自分で音を作っている実感が持ちやすい」(市教委)

「コロナ禍で経済状況が苦しくなり、保護者に負担を求めるのはハードルも高い」(市音楽教育研究会長)という声。