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蘭学事始 No.14 「日照時間とビタミンD」

 蘭学事始 No.14 「日照時間とビタミンD」

がるべるのみなさん、おはようございます。そして、お久しぶりです。今年初めての蘭学事始の投稿になります。今年もどうぞよろしくお願いいたします!

 

あっという間に2020年が終わり、2021年がスタートしてしまいました。今まで早く年が明けてほしいと思ったことはあまりないように思いますが、2020年に限ってはコロナのこともあり、なんとなく今年が終わって早く新しい年になってほしい、と感じました。年が明けたからと言って収束するわけではないのですが、どうしてもそう感じてしまった2020年の大晦日でした。

 

さて、日本では緊急事態宣言が再び発令されたそうですが、オランダのコロナウイルスの状況も悪化をたどり、12月15日からハードロックダウンが実施されています。スーパー以外のお店はすべて閉店。学校はオンライン授業のみ。飲食店はテイクアウト・配達のみが許可されています。服屋、雑貨屋、家具屋なども生活に最低限必要な場ではないとされ、閉まっています。面白いのことは花屋さんは開いていることです。それは以前ブログでも書いたように、オランダ人にとってお花は生活の中の必需品だからです。素敵な考え方ですね。

再び、外を歩く人はかなり減ったように感じます。それでも感染者はあまり減少していません。今のハードロックダウンは1月19日までとされていましたが、おそらく延長されると思われます。

おまけに今の時期は毎日曇りと雨の繰り返し、日も非常に短いです。

オランダ人はこの日照時間が少ない季節になると、ビタミンD不足(日光に当たると体内で生成される)になり、鬱病になってしまう人が多いと言われています。そのため、オランダ人は子供のころからビタミンDのサプリメントを飲むそうです。

日本人駐在員でも、2年以上オランダに住んでいる人はビタミンD不足になる場合があるため、サプリメントを飲んだほうがいいと言われています。私は自信は去年は飲んでいませんでしたが、確かに去年の秋冬は特に疲れることもしていないのになんだか元気が出ないな、という時期がありました。もちろん、日本にいるときは仕事で身体的に疲れている以外は、理由もなく元気が出ないなんていう経験はほぼありませんでした。

今年は私自身はすでに家にばかりいる生活に慣れきってしまったのか、精神的に元気だったのでサプリメントを飲む必要はないかなと思っていたのですが、今度は去年大丈夫だった夫が、「なんか最近やる気が出ないんだよね。」「外に行くのがめんどくさいなあ」と言うようになったのです。

コロナで去年の2月ごろからほぼ毎日在宅ワーク、長きに渡るロックダウンの影響で外に出るのが億劫になったのかもしれませんが、家にこもっているのが苦手だった夫がそんなことを言いだしたので私は焦ってビタミンDを買いに行きました…。後から友人に「最近2人でビタミンD飲み始めたんだよね。」と話すと、意外とすでに飲んでいる人が周りに多いことを知りました。ところで、効果の程はまだわかりません。そもそも2人ともそこまで気分が落ち込んでいたわけでもないですし、元々元気いっぱいでテンションが高いタイプの人間でもないので効果を感じることができるのかどうか・・・。ただただ、早くこの暗くて長い冬が終わってほしいなと願う毎日です。

 

さて、今日はビタミンDについて書かせていただきました。なんだか少し暗い内容ですし、日照時間の短くない日本に住んでいたら興味の湧きづらい内容だったかもしれません…。

次回は私がオランダに来てからの英語学習について、それらを通して考えた日本の外国語教育について書きたいと思っています。