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No911 教員の心の病2  

 今日の朝日新聞朝刊の「教員『心の病』で休職最多」の見出しが目に留まりました。

 2年前、No199(2019年1月11日)で教員の心の病をお伝えしたことを思い出しました。年末この時期に調査結果がまとめられるのですね。

 

 2017年度の文科省の調査では、10年間高止まりしている状況でした。

 病気7796人は、このうち精神疾患5077人で4年ぶりの増加でした。

 精神疾患の休職者は急増し、最近25年で4倍を超えていました。

 休職期間6カ月未満(33.4%)1年未満(27.3%) 2年未満(26.1%) 3年未満(11.8%)

 世代別では1位30代(0.63%)2位40代(0.62%)、3位50代以上(0.57%) 

 学校種別では、特別支援学校(0.69%)中学校(0.59%)小学校(0.57%)、高校(0.40%)

 男女別では、女性(0.58%)男性(0.52%)

 

 昨年は、No583(2020年1月30日)で教育情報の一部として取り上げましたが、読売新聞「学ぶ育む」(1月18日)の見出しは、「公立教員 休職者65% 心の病気原因」でした。

 2018年度心の病気で休職した教員は5212人(135人増)65.6%

 病気の休職者7949人  50歳代以上1785人、30歳代1340人でした。

 

 さて今年分かった昨年2019年度はどんな結果だったでしょう?

 休職は5478人、退職(2018年)817人で過去最多。

 心の病による休職266人増。在職者に占める割合0.59% 

 学校種別では、特別支援学校(0.72%)中学校(0.60%)小学校(0.64%)、高校(0.42%)

  2017年度と比べるとどれも増えています。特別支援学校が1番、小学校増加の実態が分かります。

 世代別では1位30代(0.76%)2位40代(0.67%)、3位50代以上(0.55%)

 30代が増えているのが気になります。

 在職者数に占める割合1位は、沖縄県1.24%。なぜなんでしょう?

 次に川崎市1.05%、大阪市1.02%、神戸市0.98%、東京都・横浜市0.97%で、都市部が目立ちます。

   

 2年前は、異動先で5年生を担任、ある子の反抗的な言動をきっかけの崩壊、校内で誰とも相談できない、倒れたり、症状が悪化したりして受診し、回復までの長期化などの実態が浮き彫りになりましたが、恐らく今年も変わっていないのではないでしょうか?。

 来年の2020年度の結果は、コロナの影響もあって、また過去最多にならなければよいのですが。