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No907 コロナの衝撃

 先日17日(木)の東京都の新規コロナ感染者数がついに822人。神奈川319人。私も数字には鈍感になっていましたが、久々に不安を感じました。

 「勝負の3週間」は、感染増加に歯止めがかからず、繁華街への人出も大きな減少は見られず、感染者数は、3週間で約47000人(1月以降の累計感染者数の約4分の1)増加し、残念ながら結果的には「負け」になってしまいましたね。

 

 コロナ慣れが原因とも言われていますが、志村けんさんが亡くなった衝撃を思い出します。今日は、15日の神奈川新聞「検証コロナ時代2 芸能人の死 社会衝撃」からです。

 ある調査では、コロナの危機を強く認識したきっかけを「志村けんさんの死去」と回答した人が最多の60%で、「政府の緊急事態宣言」(42%)などを大きく上回ったそうです。

 

3月20日入院

3月21日「ほぼ意識がなく、人工心肺装置(ECMO)を付けることになりそう」と事務所からお兄さんへ連絡

3月28日お兄さんは、入院先でタブレットの画面で弟の顔を見る。(最後の対面)

3月29日午後11時10分死去

3月30日朝、訃報は、全国を駆け回った。

「それまでどこか人ごとで、マスクをつけない人も多かった。あの日は職場の誰も冗談を言わずにも黙々と働いた」。(福岡市ラジオ局職員)

3月31日お兄さんは、病院の安置所で棺の前に立つが、開けることも触れることも許されず、手を合わすだけで出棺を見送った。

 

「志村さんのお兄さんが遺体と対面できなかったと聞いて、多くの人は『コロナは恐ろしい』と認識したのではないか。対面してのお別れが難しいことは今も変わっていない」(葬儀業界の関係者)

 火葬後の葬儀にもデリケートな問題がある。

「コロナで亡くなったことを遺族が周囲に言いにくいようだ。本来、葬儀が現実を受け入れるための一つの節目になるはずが、それができず、遺族は気持ちが休まらない」

 介護の現場も訃報に動揺した。訃報と緊急事態宣言の影響で4月以降「認知症対応型通所介護」は認知症の人が徘徊して感染する恐れを心配して、利用が急増したそうです。

 

 次は、1ヶ月の経たずに、4月23日女優の岡江久美子さんがコロナによる肺炎で亡くなりました。夫の大和田さんが遺骨を抱えて玄関先で悲しげに挨拶されている姿は忘れられません。

「それほど高齢でなくても亡くなった。誰にでも危険があると思い知り、状況が一変した。ビニールシートを打っている場所を探し回った」(情報番組スタッフ)

 「感染から火葬に至るまで対面もままならない厳しい現実」を忘れてしまっていますよね。