今日は、読売新聞朝刊「教育ルネサンス」は「個を生かす」の2回目からです。
②「子供だけで進める授業」(12月4日)
川崎市の小学校の4年生の社会科の授業が取り上げられていました。
・授業の進行や板書も児童がする。
・発言した児童が次に人を指す。
・「賛成」「反対」「付け足し」「質問」はハンドサイン
・話し合いの前には必ず考える時間をとる。
・聴く時は顔を向けたり、「確かに」などと反応したりする。
・授業後は、担任と一緒に振り返りを行う。
この小学校では2012年度から取り組み、ハンドサインは1年生の時から、基本的な授業スタイルは全学年、全クラスが統一。
山形県の小学校では、子どもだけで進める授業を「自学・自習」と呼ぶ。
・体育と音楽を除き、全学年のすべての教科で取り入れる。
・児童に任せるのは、担任の授業の後、同じような場面が出てくる時だ。
例 5年社会科で農業、水産業を学んだ後、林業で行う。
・担任は授業を見守り、必ず講評する。
・見守らない時は板書を観たり、動画を見たりして補足する。
・子供の「自学・自習」のアンケート
好き(25%)、どちらかというと好き(47%)、どちらかというと嫌い(24%)、嫌い(4%)
このスタイルは、No272(2019年3月25日)でも横浜の小学校のことを紹介しました。全国の研究先進校では、このような学びの実践は珍しいものではありません。
学び合う根底には、先生の意識改革が必要です。そして聴く力・話す力・話し合う力を鍛えておかなければなりません。
私が新採の頃からハンドサインはありました。子どもが操られているようで抵抗を感じました。
上の数字もどう見るかです。好きも嫌いも4人に1人。残りは、「どちらか言うと好き」。これって微妙な感覚ですよね。これを好きとカウントしていいのかは疑問です。
子供が主体と称して形だけ追究するのはいかがなものかと思います。どの子もとびついていたらそれはまさに主体的な姿です。その魅力は何だったのか?です。
もう一つ気になったのは、どちらの学校の写真もコの字型でないのですね。やはりまだコロナの影響があるのですね。
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