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No896  デジタル教科書3

 今日も昨日に引き続き「デジタル教科書」についてです。

 3回目(12月3日)の見出しは、「巨額コスト 誰が負担」でした。コストに注目です。

・ITの総本山を自認するカリフォルニアでは、大規模に児童生徒に学習用端末を配る事業が動き出したが、後に頓挫。

 ロサンゼルスの統一学区は2012年秋、公立校の全生徒ら170万人に端末を配る計画を発表。事業費総額13億ドル(1350億円)。

 建設費の流用、セキュリティーの問題発覚で1カ月で端末使用制限。計画は2年で中止。

 

・日本「GIGAスクール構想」総予算4610億円(端末配備2973億円、校内ネットワーク整備1367億円、モバイルルーター貸与147億円、技術者の配置105億円)

 端末は年度内に配布しますが、約5年で買い替えと更新費用に数千億円かかります。

 誰が負担するのか?財政力の弱い自治体の悲鳴は当然です。

 

 4回目(12月4日)の見出しは「健康への影響 未知数」でした。健康面に注目です。

 お隣の韓国では、2008年にデジタルを試験的に導入、2015目に全面移行したが、教育関係者や保護者から視力の悪化とネット依存の懸念が噴出したため一時停止、16年から計画再開。

 韓国の西門教授(高麗大・看護学)の話

「成長期の子供が長期間、デジタル教科書で学ぶと将来、健康にどう影響するのかは分かっていない。現状では、紙とデジタルを併用しながら研究を続けるべきだ」

 

・文科省の調査(2019 4校271人)目の疲れ 小学生(32%)中高生(45%)

 体調悪化 小学生(20%)中高生(9%)

 

・子供の視力の悪化(2019) 裸眼視力1未満 小学生(35%)中高生(57%)過去最悪。

 視力だけでなく、ネット依存などによる生活習慣の悪影響に不安を抱く医師や保護者が少なくないのも当然ですよね。