先月の読売新聞朝刊「教育ルネサンス」には、「心の支援」が7回にわたって掲載されていました。今日は、前半のコロナ差別、自主休校への対応、SCの活用に注目しました。
①「コロナ差別・偏見なくそう」(11月5日)
・文科省のまとめでは、6月~9月の児童・生徒感染者1816人
小学生648人、中学生415人、高校生723人、特別支援学校生30人
6・7月242人、8月924人、9月650人
家庭内感染53%(小学生約7割)、学校内感染16%(中高の部活動で広がるケース)
・No820「コロナいじめ対策」(9月23日)で国立成育医療研究センターの調査の結果を紹介しましたが、「子どもの意識は、もし自分や家族がコロナになったら、秘密にしたい」(32%)、「コロナになった人とは、コロナが治っても、あまり一緒に遊びたくない」(22%)でした。
文科省は「〝差別・偏見をなくそう〞プロジェクト」を発足し、啓発動画や、資料を作成しました。ご覧になりましたか?どんな対策をされていますか?
②「自主休校者に授業配信」(11月6日)
・感染予防で子供を登校させていない保護者がいる学校の割合(日教組)14.6%
小学校14.0%、中学校15.8%。高校10.3%、特別支援学校25.0%
・品川区の中学では、登校していない児童にZOOMで授業の様子をライブ配信。グループワークにリモートで参加。
日中や放課後に別室(保健室)登校(23%)、教員の家庭訪問、スクールカウンセラー面談週1回(生徒、保護者)昨年より倍増
③「カウンセラーも味方に」(11月12日)
・いじめや不登校などでSCが対応 公立小90.4%、公立中97.6%
・所沢のある中学では、生徒のストレスを把握しようと6・7・9月にアンケート実施。
結果は9月「疲れやすい」「イライラする」「ちょっとしたことでむかつく」などの気持ちのマイナスの変化が目立った。
県・市から派遣される2人のSCが分析し、担任らと一緒に対応を考える。
・名古屋市は、全ての市立中学にSC常勤。6月から月1回のストレスチェック、気分転換の方法や人付き合いのコツを学校便りなどで紹介。
・兵庫県教委 子どもの心に関するアンケート(7月、小中高)小学校低学年 なかなか眠れないことが非常にある(ほぼ毎日)13.4%、かなりある8.9%
今はどうなのかしら?
コメントをお書きください