昨日発表された「新語・流行語大賞」は、予想通り「3密」が選ばれました。
今日は、昨日の読売新聞朝刊の「デジタル教科書を問う」から、抜粋して紹介します。
・韓国、米国、英国、中国、台湾など20か国以上の国や地域がデジタル教科書の作成や学習用端末の配布を進めている。
・日本では2019年度から、教科書は紙とデジタルの併用が認められ、実証研究が始まっている。2019年度の普及率は、7.9%にとどまる。
2021年度 希望する小学校5・6年に1教科、中学校全学年に2教科を提供する方針。
2024年度から本格導入。
・「位置づけ」紙と同じ内容を電子化したデータ。
「使用基準」各教科の授業コマ数の2分の1未満。緩和の方向。
「費用負担」有償(公立は自治体負担) 紙教科書は国負担
「価格」1教科平均911円 紙教科書は667円
・文字の拡大や縮小、読み仮名を振るなどの機能は、視覚障害の子供や、日本語が不慣れな外国人に特に有効。
・学力向上の効果や端末、通信設備の維持コストなど、本格導入を前にクリアすべき課題が山積み。
海外では、学習効果に疑問視されるとして白紙に戻した学校や、巨額の費用負担に運用を見直した例も少なくない。
・韓国政府によると、19年8月時点のデジタル教科書のネットワークに一度でも接続した小中学校は約9割に上るが、授業で使いこなせる教員や学校内の機材は足りず、広がりを欠いているという。
日本で実際に授業で使った教員の声「子どもは端末を操作すると勉強したつもりになるが、実際は知識や思考が定着していないこともある」
答えの選択肢のタップ、キーボードで理由や考えの入力、グラフや全員の意見の視覚化、専用ペンの書き込みなど魅力がいっぱいあると思います。
やはり、どんな授業も「ねらい」がしっかりしていること。それに対し、一人一人をしっかり見取ること(評価)ができるかですね。
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