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No877 国際男性デ―

  今日の朝日新聞朝刊からです。「いちからわかる」というコーナーがあるのですが、「きょう11月19日は『国際男性デ―』なの?」でした。ご存知でしたか?

「国際男性デーは、11月19日を男性の記念とする国際的なイベントである。1999年からトリニダード・トバゴにて始まり、その記念日の設立とそれに関するイベントは、オーストラリア、カリブ海、北アメリカ、アジア、ヨーロッパおよびアフリカで様々な個人およびグループにより行われている。」(Wikipedia)と書いてあります。

 参加しているのは、中国、アメリカ、イギリスなど36カ国で、日本はまだ未参加です。

 

・「男らしさ」といった固定観念や、男性や男の子の心身の健康などに目を向け、男女の社会的な平等をうながす日だ。

・国連が定めた3月8日の「国際女性デー」に比べて知名度は低いけど、最近では、男性が感じる生きづらさをテーマにしたイベントなどが開かれるようになっている。

 

「男性の生きづらさ」の調査(Len In Tokyo 2019)

①職場や学校、家庭で「男だから」というプレッシャーなどで生きづらさを感じるか?

 頻繁に感じる(17%)、たまに感じる(34%) 計51%

  あまり感じない(27%)、まったく感じない(22%)

 さらに調べてみると(Forbes)②男性は、精神面、仕事、ワークライフバランス、家庭のうち、最も男性としての生きづらさを感じるのはどれか?

・「精神面・性格面に関する男性像」(41%)が最も高く、強い、男らしい、女性をリードするいった世間の男性像から、「男はこうでなければならない」と考え、個人の振る舞いや態度に影響を及ぼしているようだ。

 

 次いで多かったのは「仕事・キャリア」(30%)という答えで、男性は収入面でのプレッシャーなどから、自分らしいキャリアの形成に悩んでいることが伺える。

 家庭・育児と仕事の両立、職場での休暇の取りやすさなどの「ワークライフバランス」(16%)、「家庭・育児環境」(8%)

 

③男性が生きづらさを感じるシーンは?

「力仕事や危険な仕事は男の仕事という考え」、

「デートで、男性がお金を多く負担したり女性をリードすべきという風潮」、

「男性は定年までフルタイムで正社員で働くべきという考え」

「『一家の大黒柱』でいなければならないというプレッシャー」

「男性が弱音を吐いたり、悩みを打ち明けたりすることは恥ずかしいという考え」

「高収入でなければならないというプレッシャー」という答えが上位を占めた。

 

④パートナーとの家事・育児の分担については、世間や職場でのしがらみを気にせず自分らしい働き方が選択できるとしたら、どのような役割分担が理想か?

「共働きで、育休の取得等も含め、家事・育児を男女が分担する」(55%)

 

・「男女格差(ジェンダーギャップ)ランキング」(世界経済フォーラム 2019)

 日本121位(153か国中) 育児休業取得率(2019)女性83%、男性7.48%

 

 昭和は男が稼ぎ手で、専業主婦世帯が過半数でしたが、平成になると、共働き世帯が過半数になりました。

 共稼ぎなら家事・育児の分担は当然です。男女平等も賛成です。

 だからこそ、男らしさは、プレッシャーですが、死ぬまで大切にしたいと思っています。