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No857 口

今月の読売新聞朝刊(10月7日)の「ことばの宝箱」は「口」でした。

「口」のつく慣用句・ことわざは何が思い浮かびますか?

①「口を挟む」人の話を割り込んで話す。

②「口が軽い」言ってはいけないことまでしゃべってしまう。

③「口をとがらせる」不満そうな顔をする。

④「口が堅い」言うべきでないことを人に話さない

⑤「口を滑らす」うっかり言ってしまう。

⑥「口火を切る」最初に始める。

⑦「口を利く」間に立って世話をする。

⑧「口車に乗る」口先だけのうまい言い回しに騙される。

⑨「口を極める」あらゆる言い方で褒め尽くす。

⑩「口に合う」食べ物や飲み物が好みに合う。 

他にもないか調べて、クイズを作ってみました。次の意味を表す「口」が付くことわざは何でしょう?

⑪その気になればなんでもできるというたとえ

⑫味が良いものや質の高いものなどを食べ慣れていて、食に贅沢であることのたとえ

⑬相手に対して、言わなくてもいいことや失礼なことを言うことのたとえ

⑭お世話になった人や目上の人に対して悪口を言うと、罰としてその口が歪むということのたとえ。

⑮口先だけで、行動が伴なわない人のたとえ

⑯生活が苦しくなり、食べていけなくなること。

⑰悪いことをしていながら素知らぬふりをすること。

⑱言葉に悪意や皮肉がこめられていること。

⑲何も言おうとせず沈黙すること。

⑳たいへん貧しく、ぎりぎりの生活をすること

答え

⑪口あれば京に上る ⑫口が奢る ⑬口が過ぎる ⑭口が曲がる ⑮口弁慶 ⑯口が干上がる ⑰口を拭(はら)う ⑱口に針 ⑲口を閉ざす、口を噤(つぐ)む ⑳口を糊する、口を濡らす

 子どもに出題する時は「口が〇〇る」のようにヒントをあげるといいですね。