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No854 読書週間

 今日から読書週間(10月27日~11月9日)が始まります。今日の読売新聞には、このことが取り上げられていました。

 調べてみると、読書週間の歴史は1924年に日本図書館協会が11月17日から1週間「図書週間」を制定していましたが、戦争の影響で1939年には一旦廃止され、戦後1947年に「読書週間実行委員会」が結成され、11月17日から第1回「読書週間」が行われました。

 2回目からは文化の日をはさんだ10月27日から11月9日までの2週間の期間になり、現在に至っています。

 

 今年のコロナ感染拡大後の読書時間は「増えた」が12%、「減った」は5%でした。

 この1カ月で本を読んだ人は45%で過去最低、全く読まなかった人は54%で過去最高で、18~29歳(57%)が最も多かったそうです。 

 

 読書傾向で増えたのは、「医療や健康」8%、「人生」8%、「現実忘れた世界」5%でした。

 60代は「医療・健康」、30代から50代は「人生」、20・30代は「現実忘れた世界」が多かったそうです。

 購入場所は「書店」69%、「オンライン書店」20%でした。

 

 好きな作家第1位は、東野圭吾で6年連続トップ。第2位は「半沢直樹」原作者の池井戸潤、第3位は司馬遼太郎。

 男性は司馬、東野、池井戸、女性は東野、湊かなえ、宮部みゆきの順でした。

 原田マハさん、小野不由美さんはご存知ですか?読まれた方、オススメありますか?

 

 読売新聞の全国世論調査(郵送)では、緊急事態宣言下の5月上旬は図書館の休館率は9割を超えていました。現在はほぼすべて開館しています。

 コロナ感染拡大でも、公立図書館の開館を求める人は47%、求めない人は50%でした。大都市は求める声が52%で求めない声を上回るのですが、中都市ではほぼ並び、30万人以上の中核都市、10万人以下の小都市町村では求めない人が多い傾向が見られました。

 

 公立図書館では様々な工夫を凝らしていたそうです。一番多かったのは「予約受け取り」でした。

 和歌山の図書館では、テーマごとに選んだ数冊を「福袋」にして、ドライブスルー方式で貸し出したり、宮崎の図書館では、地域おこし協力隊員4名が無料で宅配したりしました。

 

 皆さんは図書館は利用されていますか?私は月に1回程度、読めなかった新聞を読みに行きます。本屋に行くと時間を忘れてしまいます。候補を決めて、読みたい本はアマゾンで注文しています。

 図書館の意義って何なんでしょうね?