昨日の朝日新聞朝刊社会欄の「学校のトイレ今でも和式4割」の見出しが目に留まりました。
トイレについては、2年前、No135(2018年11月8日)で学校トイレのことを紹介したのを思い出しました。
文科省の調査(2016年)では、洋便器数は約61万個(43.3%),和便器数は約79万個(56.7%)で、和便器の方が多かったのです。
洋便器率1位は、神奈川県の58.4%、最下位は、山口県の26.7%でした。
小林製薬の調査では、学校で全くうんちをしない子どもは約3割、約半数の子どもが学校でトイレに行かず、うんちを我慢した経験があるということでした。
抵抗を感じる理由としては、「恥ずかしいから」「落ち着かないから」「休み時間が短いから」で、短い休み時間でトイレを済ませなくてはならない小学生の忙しさが新たな問題として浮上したのでした。
今年の文科省の調査では洋式57.0%、前回の調査から13.7%伸び、逆転しました。
洋便器率1位は富山県の79.3%、東京都71.1%、神奈川県70.5%、沖縄県68.4%、最下位は島根県の35.3%、山口県37.1%、高知県39.5%でした。
洋式化が進まない理由は、文科省が各都道府県の教育員会にトイレの設置方針を尋ねると、和式より洋式を多くすると回答した自治体は9割近いが、9割以上を洋式にすると回答した自治体は半数程度でした。
TOTOによれば、和式の出荷数は1%以下ですが、公共施設で需要があるそうです。そのため教育上必要という学校の要望や「他人の便器には座らせたくないという」保護者の声もあるようですが、9割以上洋式にしなくてよいのでしょうか?
災害時には学校は非難所になるのですから、和式が多ければ、お年寄りや体の不自由な人は大変です。
最近駅やドライブインのトイレもきれいになりましたよね。高級ホテルや旅館のトイレは最新のウオシュレットになっています。
学校のトイレは、子どもの生活習慣も様々なので流さなかったり、汚したりするんですよね。きっと皆さんの学校もそうでしょ?
トイレのマナーをしっかり教えることは大事です。保護者会の話題にしてもいいかもしれませんね。
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