今日の読売新聞朝刊「学ぶ 育む」からです。中教審が中間まとめを公表したという記事でした。
①小学校の「教科担任制」 教科の学習が高度化する小学校5・6年で、22年度を目指して教科担任制を本格的に導入へ
対象の教科は、英語と理科、算数を例示
背景には、グローバル化の進展と科学、技術、工学、数学にアート・教養を加えた「STEAM教育」の強化に向けた社会的要請の高まり
②高校教育改革 高校生の7割が通う高校普通科を改革し、特色を持たせて魅力を高める。
「学際融合学科」 「持続可能な開発目標(SDGs)」など現代的課題に取り組む。
「地域探究学科」 少子高齢化など地域社会の課題解決に向けて学ぶ。
これらの教科を学校設置者の判断で設置
③特別支援学校 備えるべき施設などの定めた設置基準の策定
在籍する児童生徒が5月現在、過去最多の14万4826人に上り、教室不足が起きている。
2009年と比べると23%も増えており、昨年の文科省の調査では3162の教室が不足していると言われています。1部屋をカーテンで仕切ったり、図書室や理科室などの特別教室を普通の教室をして使ったりするケースがあるそうです。集中的な施設整備を急がねばなりません。
④ICTの活用 新型コロナウイルス対応のオンライン教育の重要性
「GIGAスクール構想」小中学校で1人1台の学習端末を配備、対面指導とオンライン教育の併用による指導の充実、健康診断結果情報の電子化
⑤日本語指導 増加する外国人児童生徒に対する指導体制の充実や就学促進
日本語と教科を統合した学習、組織的・体系的な指導、日本語指導拠点校の整備
来年の1月に答申する見通しです。どれだけスピーディーに実現できるかですね。
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