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No838 ユニークな条例

 条例は、「都道府県や市区町村が地域での政策実現などを目指してつくる。提案できるのは首長や議員。制定には議会の議決(同意)が必要だ。懲役や罰金などの刑罰を盛り込むこともできる。一定数の署名が集まれば、住民が制定や廃止を求めることも可能」

 

 条例は全国で約34万本。条例を運用するための「規則」や「要項」は約132万本。

 条例や規則の数が多い自治体1位は東京都杉並区(2064本)、2位東京都、3位港区、4位練馬区、5位島根県出雲市でした。練馬区の先生ご存知でいたか?

 

 今年話題になった「ネット・ゲーム依存症対策条例」(香川県)は、18歳未満を対象に遊ぶ時間のルール作りを各家庭に各家庭に求める内容で、今年3月県議が提案し、賛成多数で可決されました。他にもこんなのがありました。

 

①梅干しでおにぎり条例(和歌山県みなべ町) みなべ町は、国産の4分の1、約3万トンの梅干しを生産。

 

②朝ごはん条例(青森県鶴田町) パンではなく、朝はお米をきちんと食べようという条例。

 

③子どもたちのポケットに夢がいっぱい、そんな笑顔を忘れない古都人吉応援団条例(熊本県人吉市) ふるさと納税の使い道を規定。

 

④生活給付制度適正化条例(兵庫県小野市) 受給者がパチンコや競馬などのギャンブルで生活保護費を浪費することを禁止し、市民が通報する条例。

 

⑤サル餌付け禁止条例(栃木県日光市) 条例に反して餌やり人の氏名を公表できる。

 

⑤清酒で乾杯条例(京都市)日本酒で乾杯制度は124件あるそうです。他にも牛乳で乾杯条例(北海道中標津町)

 

⑥子ほめ条例(鹿児島県志布志市) 子どもの良い所を見つけて、褒めてあげるという条例

 

⑦キューピット条例(三重県紀勢町) 地域活性化や定住人口増加の効果が目的で、キューピット委員という仲介人が、町の中年齢者(30歳以上)の縁談をお世話するという条例。委員には結婚1組につき20万円を手当てがもらえるんだそうです。

 

⑧ワタリガニの普及の促進に関する条例(大阪府泉佐野市) 特産のワタリガニのPRのため、写真撮影時に顔の横でピースサインをするカニポーズを市民に求める条例。