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No836 84画の漢字  

昨日の読売新聞朝刊の「言の葉巡り」からです。漢字6文字が組み合わさっているのれんの写真が目に留まりました。見出しは「最多84画の元幽霊文字」。

 

 「雲」が3つと「龍」が3つで84画、これで「おとど」と読むんだそうです。

 昭和のある日、若い男が証券会社に大金を持って現れた。「たいと」と名乗り、名刺を出したことが由来で、この漢字は名字の本にも掲載され、最多画数の漢字とも言われるようになったそうです。

 

・雲と龍が縦に並ぶ表記もある。

・読みは、「たいと」「だいと」、「おとど」の3種。

・近年はインターネットでも話題になる。

・漢和辞典には掲載されていない。

・今春、国際的な文字コード規格に追加され、コンピューターの文字として認められた。

 

笠原教授(早大・日本語学)の話

・存在しなかったのに誤って生まれた『幽霊文字』で、当初は1字ではなかったと考えます。

・幽霊文字が、社会性を獲得し、一人前になった珍しい例

・画数の多い字に、人は知的な関心をいだきます。

 

 もう一度この漢字を見てください。

「雲の字は、雲中で龍が尾を巻く形が基になっている」そうですが、配置に意味があったんですね。