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No833 今年の修学旅行の工夫から

 昨日の「徒競走」が気になったので、調べてみると「一定距離を走る速さを競う競技。かけくらべ、かけっこともいう。主に運動会・体育祭で行われる際、この呼称を用いる。」(Wikipedia)と書いてありました。「徒(と)」は、その仲間という意味。

 

 学習指導要領では1~4年は「かけっこ」、5・6年は「短距離走」です。

 運動会では、順位をつけて仲間と速さを競っているのですから「徒競走」で問題ないのですが、この種目のねらいのとらえ方でネーミングも変わってくると思います。

 

 さて、今日はもう一つの行事の「修学旅行」についてです。10月4日(日)の朝日新聞朝刊からです。これも「修学旅行」は、小学校なら6年生限定ですよね。他の学年なら「林間学校」「移動教室」と今でも呼んでいるのでしょうか?

 

 修学旅行を中止と決めた学校が多いと聞きます。大阪市はキャンセル料を公費で全額負担、神奈川県では県立学校や私立小中高校に一部補助しました。

 

 大阪市のある小学校では、毎年広島市を訪れ、平和学習(平和祈念資料館で被爆者の証言を聞いたり、平和記念公園を訪れる外国人旅行客に英語で平和の思いを尋ねたりする)をしてきましたが、計画を変更し、広島県尾道市周辺のしまなみ海道でのサイクリングに予定を変更しました。

 

 川崎市では、「よみうりランド」を貸し切りにしてイベントを開きます。(来年3月、3日間、6年生12000人対象)

 

 JTBでは、「バーチャル修学旅行360」を10月1日から開始。VR(仮想現実)を使い、周囲360度の映像を見ることが可能。オンラインでの伝統工芸体験メニューも用意。

専門家の意見から

・斉藤教授(新潟大) 「子どもの気持ちを考えれば難しい判断だが、今年は中止した方が良い」。移動中のバス内や食事時などに密になりやすく、集団内で感染が広がりやすい。「もし行くなら、日帰りで館内が望ましい」。

 

・勝田教授(関西福祉大) 「一度に集まる人数を減らしたり、換気を徹底したりするなど基本的な感染対策をすれば修学旅行へ行っても問題はない」。自由行動などは、感染を防ぐ対応を考えておく必要がある。

 

・杉田教授(国学院大) 「修学旅行は行くことが目的ではない。安易に行き先を変えたり代替イベントを開いたりするのではなく、行く理由を見つめ直すことが大切」

 

 おっしゃる通りで、修学旅行は、学校行事で身に付けた人間関係や社会性の集大成としての実践の場です。

 また寝食を共にするから絆が深まり、思い出になるのです。

 

 しかし、宿泊が難しいなら、せめて「ワンデイ・キャンプ」なんてどうでしょう?

 キャンプ場を借り切って、午前中は体験学習、午後はオリエンテーリング、飯盒炊飯ののち、キャンプファイヤー(フォークダンス必須)、8時解散、なんてどうでしょう?