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No816 目覚まし時計

  今日の朝日新聞朝刊週末別冊「be」の「サザエさんをさがして」は「目覚まし時計」でした。

 皆さんは、目覚まし時計を毎日お使いですか?私は、使わなくてもだいたい5時ごろ目が覚めてしまうので、ほとんど使う機会がありません。

 

 日本初の目覚まし時計は、セイコーミュージアム銀座にある精工舎の1989年製。

 

 1914年の第1次世界大戦で欧州の時計生産が止まると、大量受注がある。

 

 1953年テレビの本放送がはじまった時の初のCMが精工舎の目覚まし時計だった。

 ニワトリのキャラクターがゼンマイを巻き、「一定の時刻に静かにいっぱいお回しください」と指南する内容だった。

 

 1960年代半ばに「自動起床装置」ができる。全国の鉄道会社、消防署に採用され、敷布団の下に仕込まれた袋が膨らむので、いやが応でも起きてしまう仕組みで、あまりに不快で起きてしまうそうです。

 

 昨日は進化を遂げ、二度寝解決のために開発されたのがスヌーズ機能は知っていましたが、他には、時間になると部屋中を走って逃げ回る車輪付きのもの、大音量とともにプロペラが飛んでいき、本体に戻さないとなり続けるもの、投げつけると止まる球状タイプなどがあるそうですが、ご存知でしたか?

 

 目覚ましがなかった時代に人は、どう起きていたのか?

 「メアリー・スミス」という絵本をご存知ですか?読み聞かせされた方はいますか?

 この絵本のメアリー・スミスさんは、イギリスに実在した「ノッカー・アップ」という目覚まし代わりにみんなを起こして回る仕事をしています。

 その方法がストローのようなチューブに硬い豆を詰めて吹き矢のように飛ばし、豆が窓に当たったパチンという音で目覚めさせていくんだそうです。

 起こしてもらった人は、窓から顔を見せなければいけない。さらに娘さんがいて、豆を飛ばす特訓・・・読んでみたくなりました。