最後の夏休みの人が多いのではないでしょうか?
No781 満員電車の行方(8月15日)で「東京節」の一節を紹介しました。あれ以来どうも気になっていたので調べてみることにしました。
ピクシブ百科事典には、「流行唄「パイノパイノパイ」の別名。演歌師の添田知道(そえだともみち)氏によって作詞された大正時代のコミックソング」と書かれてありました。
大学時代なぜか仲間の間では懐メロが流行し、エノケンの愛称で「日本の喜劇王」とも呼ばれた榎本健一さんの「パイノパイノパイ」は強烈な印象が残っています。ぜひ皆さんもYouTubeで一度聴いてみてください。
この曲は、大正8年に発表され、原曲はアメリカ民謡で正式名称を『ジョージア行進曲』といい、アメリカ南北戦争時の将軍の海への進軍を勇壮に歌ったものだったんだそうです。
①東京の中枢は 丸の内 日比谷公園 両議院
いきな構えの 帝劇に いかめし館は 警視庁
諸官省ズラリ 馬場先門 海上ビルディング 東京駅
ポッポと出る汽車 どこへ行く
ラメチャンタラ ギッチョンチョンで パイノパイノパイ
パリコト パナナで フライ フライ フライ
②東京で繁華な 浅草は 雷門 仲見世 浅草寺
鳩ボッポ豆売る お婆さん 活動 十二階 花屋敷
すし おこし 牛 天ぷら なんだとこん畜生で お巡りさん
スリに乞食に カッパライ
ラメチャンタラ ギッチョンチョンで パイノパイノパイ
パリコト パナナで フライ フライ フライ
「ラメチャンタラ ギッチョンチョンで パイノパイノパイ」は、日本の民謡の囃子言葉のように、歌の調子を整える意味のない言葉で、「ラメチャンタラ」のラメは、「でたらめ」の「らめ」だそうです。
「パリコト パナナで フライ フライ フライ」は当時の大正時代に「パイ」や「フライ」といった洋食が流行り、街角で揚げ物が売られていたからのようです。
この歌は、ドリフターズを始め、様々なアーティストによってカバーされ、ロッテ「パイの実」CMソングとしても何度か使われたそうですが、覚えていますか?(つづく)
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