8月14日(金)朝日新聞朝刊「文化・文芸」は7年ぶりの「半沢直樹」を取りげていました。3人のこの作品の観方が面白かったので、抜粋してみます。
タレントの松村邦弘さんの話から
・半沢はやりかえしているようで、意外と敵を作っていないようにも見える。
・半沢には情と義があり、途中で交渉に切り替えたりするのがいいところ。
・今も会社で理不尽な思いをしている人は多いと思う。だからこそ、半沢を見て「よく言ってくれた」と気持ちが良くなるのでは。
作家の松井今朝子さんの話から
・「半沢」は特に今作から歌舞伎役者がこれまでテレビで控えてきた「クサい」演技を全開したことで、これは時代劇だと視聴者が距離を置いて楽しめるようになった。
・ただ、時代劇とはいえ、女性観の古さは気になります。主要な役のほとんどが男性。半沢の妻は男の目から見て実に都合のいい女性のように見えます。
大学院教授の真壁昭雄さんの話から
・銀行員はいわば農耕民族。コツコツ努力することで作物は実ります。
一方証券会社の仕事は狩猟。ビジネスチャンスがある時に集中します。リスクを取って動くことも
銀行員が証券ビジネスをすることは、農家がいきなり鉄砲を持って狩猟するようなもの。半沢の苦しみの方が大きかったのではないかな。
久々のテレビドラマにハマってます。銀行に戻った今日からの後半戦第5話が楽しみです。
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