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No769 非常勤講師

 7月31日(金)朝日新聞朝刊「教育ルネサンス」の教育の働き方2は、「助っ人活用 専門性を生かす」でした。

 

 「横浜市教育委員会は市立の小中全487校に非常勤講師を1人ずつ追加配置し、教諭らをサポートする」と書いてあります。

 

 非常勤講師の活用例として、市内のA小学校では、主幹教諭に代わって算数の少人数指導にあたります。主幹教諭は、受け持つ授業が減り、不登校の児童やいじめに関わった子、日本語に不慣れな子らへの対応など精神的ケアに当たるそうです。

 

 B小学校では、音楽と体育の授業はクラスを2つに分け、体育は非常勤講師、音楽は専科が受け持つ。担任は空き時間ができ、授業準備や教材研究に充てることができると書かれてあるのですが、イメージできますか?

例えば3時間目Aグループは体育、Bグループは音楽。4時間目は交替というようになるのでしょうか?3密を避けるための工夫の様ですが、体育と音楽の指導時間数も違うし、少人数にして楽しくなる教科ではないと思うのですが、いかがでしょう?

 

 C中学校では、3年生の放課後自習を非常勤講師が担当。教諭は部活動の指導。

 

 国は、人材バンクを開設し、加配教員(3100人)学習指導員(61200人)スクール・サポート・スタッフ(20600人)の予算も計上しましたが、人材確保が難航している地域が多いと聞きます。

 

 「学校の校長らには、各校が抱えている課題を克服するためにも、人材を確保し、効果的に配置することが求められそうだ。」皆さんの学校なら何を担当してもらうのがありがたいのでしょう?

 私は北区に勤めていた頃、こんな嘱託の先生がいらっしゃいました。まさになんでも屋さんで、休んだ先生の補教、体育倉庫の整理、花壇の世話、放課後のサッカーチームの指導など痒い所に手が届く方で有り難かったことを今でも覚えています。無任所(フリー)の人が必要ではありませんか?