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No764  オンライン学習の配慮点

 先週7月21日(火)朝日新聞朝刊教育欄「コロナと学び」の「オンライン 体と心の疲れ考えて」という見出しが目に留まりました。

 伊藤教授(群馬大・社会情報学)の興味深い話を抜粋してみます。

 

・新型コロナウイルスによる突然の休校で、子どもたちの間にオンライン学習が一気に広がりました。確かにメリットはあります。私も大学でオンライン講義をしていますが、メールやチャットで質問してくる学生がぐっと増えました。でも子どもの心と体に与えるリスクについても考えてほしいのです。

 

◯ネット環境の調査(4月20日~25日、小学生保護者1300人ネットアンケート)結果

 35%の子がスマホなどのICT機器を使い始め、9割以上がネットを使えるようになり、55%の子がオンライン学習に取り組んでいた。

 

〇オンライン学習とオンライン娯楽の疲労度の違い

 ゲームなどのオンライン娯楽3時間以上の子とオンライン学習3時間以上の子を比較すると疲労重度が7%:20%で学習の方が3倍ほど高い。

 

・画面を見ることによる目や精神の疲れに加え、集中を求められること、家庭の環境がオンラインに学習に適していないことなどが要因ではないかと考えます。

・一方保護者は、学習のためならメディア接触が増えてもあまり気にしない傾向が見られました。でも学習だからこそ、注意が必要です。

 

〇オンライン学習に使う機器による疲労度の違い

 パソコン、タブレット、スマホの疲労重度は7%:9%:12%。できるだけ画面の大きいものが好ましく、画面も縦でなく横にするといいという眼科医もいるそうです。

 

・教える側は教室と同じようにしないこと。普段の授業をただ配信するだけでは子どもが疲れてしまいます。オンラインで短時間解説したら手元のプリントや問題集を説くなど、子どもが画面を見る時間をできるだけ短くしてください。低学年ほど負担が重いのでこまめな休憩が必要です。

 

・薬に副作用があるように、ネットには必ずリスクがあります。SNSによるいじめ、ゲーム依存、詐欺の被害・・・。親子で話し合い、子ども自身が理解しておくことが大切です。

 

 いかがでしたか?参考になりますか?