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No741 キーワード

 今日の朝日新聞朝刊の「神奈川版」の「コロナ社会を生きる」は、水谷修さんの記事が載っていました。高校教諭時代に夜の繁華街をパトロールする活動を始め、「夜回り先生」と呼ばれていた方です。ご存じですか?私は、大学の先輩でもあったので、強い関心をもっていました。抜粋します。

 

・新型コロナウイルスの影響で、子どもたちからの相談が減ったんです。特にいじめ。減るはずだよ。学校に行かないんだから。かわりに圧倒的に増えたのが虐待や家庭内の混乱についての相談です。

 

・貧困がらみの相談も増えました。日本の子どもは7人に1人が貧困です。ドラッグの問題も増えています。

 

・学校では通常授業が始まりつつあります。寄せられる相談内容が元に戻り、いじめが増えてきました。いじめられていた子が「怖くてしょうがない」とか。ゆうべ(6月22日)はメールが約170通と、それまでの倍以上に増えました。

 

・これから夏休みが短縮され、土曜も授業になる。心配なのは、失われた時間を来年3月までにどう埋めようかと学校が血眼になっていることです。

 

・追い詰められれば落ちこぼれる子どもが急激に増えていくでしょう。あまり追い込まないでほしい。人生は長い。いつか補うことができます。

 

・運動会や部活で活躍することで自己肯定感につながったり、文化祭に関わることで人間関係ができたりしますが、そういった行事もなくなっていく。無理にやる必要はないけれど、学校には人格や社会性を形成するという役割もあります。何らかの形で育むゆとりを忘れないでほしいと思います。

 

・学校が忙しくなるなら、なおさら家庭ではゆとりをもってほしい。子どもの言葉を聞いてください。それには親が聞きすぎないことです。「どうしたの?」「学校で嫌なことはない?」と聞かれて子どもは素直に答えると思いますか。おいしいものを一緒に食べて、そばにいれば、必ず子どもはしゃべってきます。

 

・子どもたちにはいざとなったら「捨てる」ということを覚えてほしい。学校に行かない道だってある。高校を出なくたって大学は行ける。親から虐待を受けているなら、施設に入ることもできる。親も学校も捨てられます。でも命だけは捨てないでくれ。生きていれば必ずいいことがあるから、生き抜いてくれ。

 

 キーワードがたくさん示唆されていたように思いますが、いかがでしょう