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No725  童謡

 昨日の「われは海の子」で急に童謡への関心が高まりました。

 6月17日(水)の朝日新聞夕刊からです。「国内の研究チームが童謡や唱歌約1万3000曲の冒頭の一節を調べたところ、山や森、桜、蛍など身近な自然や生き物が全体の4分の1以上に含まれ、文化的な創作活動に影響していたことが分かった」と書いてありました。

 

 生態系1315曲(10.5%)①森(43.1%)②海(24.6%)③湖と川(9.3%)④野原、牧草地(6.2%)④農場(6.2%)⑥浜辺(5.6%)⑦湿地(4.6%)⑧砂漠(0.5%)

 

 生き物2331曲(18.6%)①植物(54.7%)②鳥(26.0%)③昆虫(10.0%)④哺乳類(6.4%)⑤爬虫類、両生類(1.7%)⑥魚(1.2%)

 

 植物①バラ科(サクラ、バラ、ウメ)270曲「さくらさくら」「梅は咲いたか」など②イネ科(ススキ、ムギ)133曲「秋のうた」「麦笛」など③マツ科(マツ、モミ)91曲「三保の松原」など④ヤナギ柳(ヤナギ)68曲「月」など⑤マメ科(ハギ、レンゲ)62曲「れんげ草」「宮城野の萩」など

 

 鳥①スズメ科(スズメ)100曲「雀のお宿」など②ヒバリ科(ヒバリ)59曲「ひばり」など③カラス科(カラス、カササギ)53曲「七つの子」など

 

 虫①ホタル科(ホタル)59曲)「ほたる」など②トンボ科(トンボ)34曲「赤とんぼ」など カブトムシは登場しませんでした。

 

 哺乳類①ウサギ科(ウサギ)54曲「故郷」②イヌ科(キツネ、タヌキ)25曲「お狐さん」「狸の茶釜」など イルカは登場しませんでした。

 

 ノウサギやホタルは地域によっては絶滅の危機、メダカも絶滅危惧2類に分類されています。

 マツは、外来種の「マツノザイセンチュウ」の被害が開発で、地域によっては大きく面積を減らしているそうです。

 

 高槻教授(元麻布大学、「唱歌『ふるさと』の生態学の著者」)の話

「今は、農業のやり方や土地の利用の仕方の変化で、ウサギがいるススキ原も失われ、同じような場所にいた鳥や虫も減った。曲の景色を『懐かしい』と理解できる世代がいなくなった時、次の世代まで歌い継がれるのか、分からない時代に来ていると感じる」

 

 「ゆうやけこやけのあかとんぼ・・・」「うさぎおいしかのやま・・・」歌い継がれてほしいものです。日本人としての誇りをもっていたいですね。