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No702 学校再開に向けて  

今日の朝日新聞朝刊の日本小児科学会の報告の記事が目に留まりました。

 

 日本小児科学会は、新型コロナウイルス対策として、多くの自治体で続いた学校の休校や保育施設の休園は感染防止効果が乏しい一方、子どもの心身に及ぼすデメリットが大きいなどとする報告をまとめました。

 

「子どもが感染した場合、多くは経過観察や対処療法で十分な軽症だった」とあります。

 子どもが感染した場合の経過観察の様子や対処療法の成果の情報が不足していなかったでしょうか。軽症で済むなら、こんな長い休校は必要なかったはずです。

 

「インフルエンザと異なり、学校や保育施設で子どもが感染源となった集団感染はほとんどなく、子どもの感染例は親から感染したケースが大半だ。例えば、4月に富山県の小学校で教師と児童計5人の感染が判明したが、感染者が校外で私的に交流していたなどから、校内で広がったとは考えにくかった」とあります。

 

「子どもはウイルスに感染しにくく、感染してもウイルスの排出が少ない」ことが考えられるそうです。この辺りは、もっと新聞やテレビで取り上げてもよかったのかと思います。死者の情報は恐怖を煽ります。

 

 一方で、「休校で教育機会が奪われたり、屋外での活動や社会的な交流が減少したりといった影響が大きい」ことを強調しています。

「抑うつ傾向の子どもが増えると推測される中国のデータがあるほか、家庭内暴力や虐待リスクの増加も懸念される」とあります。

 

 来週の学校再会に向けて、消毒対策ばかりが目につきますが、こういう子どものケアや学習の遅れへの具体的取り組みが見えてこないのです。

 今年に限っては標準時数の弾力化を図るべきです。ここは教務の見せどころだと思います