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No684 矢   

5月6日(水)の読売新聞朝刊の「ことばの宝箱」からです。今月は「矢」でした。

・白羽の矢が立つ 多くの中から特に選ばれること

 

・矢継ぎ早 続けざまに素早く物事をすること

 

・嚆矢(こうし) 物事のはじめという意味

 

・光陰矢の如し 月日のたつのが早いことのたとえ

 

・矢も楯もたまらず あることをしたい気持ちを抑えることができない様子

 

・矢の催促 早く早くとしきりに急がせること

 

・矢面に立つ 質問や非難するが集中する立ち場に身を置く

 

 他にもこんなのがあります。

・一矢を報いる 相手の攻撃に反論や反撃を加えて、わずかでも仕返しをすること

 

・矢でも鉄砲でも持って来い どんな手段で攻められても受けて立つこと

 

・やはり野に置け蓮華草 ものには、本来それにふさわしい場所というものがある

 

 今日は「嚆矢」に一番興味を持ちました。「嚆」という漢字も知りませんでした。「矢」もシと読むとは?英語では、パイオニアです。

 例文 がるべるは、嚆矢から携わっていました。

 

 似た言葉に「先駆け」がありますが、「嚆矢」は「物事の最初に手をつけること」に対して、「先駆け」は「人よりも早く物事を成し遂げること」を表すので、意味合いが少し違います。

 

 類語には、滑り出し、第一歩、発端、冒頭、初っ端(しょっぱな)、出だし、当初、皮切りがあります。初っ端(しょっぱな)なんてオシャレですよね。

 

 四字熟語には、「嚆矢濫觴(こうしらんしょう)」があります。物事の始まりです。

「濫觴」も物の始まりを意味し、「嚆矢」と「濫觴」で、同じ意味の言葉が重なるので、意味を強めているんだそうです。

 例文 〇〇先生には、嚆矢濫觴の頃からお世話になっています。