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No664  キラキラネーム2  

 昨日の読売新聞朝刊の「あれから」に「キラキラに決別」があり、「もう王子様じゃない!」という見出しが目に留まりました。これどこかで読んだことがあることに気が付きました。

 そうです。昨年のNo260(3月13日)で「キラキラネーム」として取り上げました。山梨県の高校3年生の男の子が、甲府家裁に申し立て、「王子様」から「肇」に改名を許可されたニュースでした。

 

 いくつか抜粋してみます。

・病院の待合室でフルネームで呼ばれると、他の患者らの視線が一斉に自分に集まる。呼び出し係の人も何だか言いにくそうだ。

・地元のショッピングモールでは全く知らない人に「あれ、王子様だよ」と指をさされた。

・カラオケ店で会員登録をしようと本名を書くと偽名と疑われたのだろう。あからさまに不審の目を向けられた。

・高校に入り、新学期のクラスの自己紹介。自分の番で名乗ると、ひとりの女子生徒が噴き出した。しかも、その笑いが止まらない。ただこの時、女子生徒に感じたのは怒りでも悲しみでもなく、共感だった。

 

 改名のきっかけになったのは人気漫画の「こち亀」の170巻の「改名くん」の巻。不運な男たちが名前を変えた後、運気が上昇するドタバタ劇でした。

 

 改名の時期は高校卒業時と決め、スマホで検索し、15歳以上なら親の同意がなくても自分の意志で名前変えられることを知りました。

 母親に伝えると残念そうな顔になり、しばらく口をきいてくれなかったそうです。父親は「お前の人生だ」と言ってくれたそうです。

 

 甲府市内の家庭裁判所に一人で訪ね、申し立ての書類をもらい、理由の欄の「奇妙な名前である」の項目に〇をつけて提出し、約一カ月後家裁から許可の書類が届きました。

 

 その後大学に入学し、今2年生。自己紹介しても周りの反応は薄く、名前に注目されないことが新鮮だったそうです。

 今の名前を呼ばれるたびに名前を変えた実感がわき、改名してよかったと思っているそうです。

 現在、音楽活動に今夢中で頑張っているそうです。

「音楽の世界で、再びバズって(注目を集めて)みたいですね。」

 

 2018年度の全国の家庭裁判所で名前の変更が認められたのは4188件だったそうです。