生協が週1回食材を届けに来てくれるのですが、直接手渡しをやめることになりました。完全防護服で対応したり、配達員にスプレーをかける人もいるそうです。コロナのゆがみはこんなところにも出ているのですね。
さて、昨日の読売新聞朝刊の「新聞@スクール」には、ベネッセが行った家庭学習状況調査の結果が載っていました。
対象は小学4年~6年、3月20日、28日、4月3日の3回実施、618人回答。
「勉強している」割合は、86.7%(3月20日)、81.6%(3月28日)、74.6%(4月3日)で減少しているのが分かります。
「学習のペースが作れない」割合は、41.7%(3月20日)、50.8%(4月3日)で増加しています。
「今後の学習習慣が取り戻せるか不安」割合は、47.9%(3月20日)、61.8%(4月3日)で増加しています。
春休みは、夏休みや冬休みと違い課題がないため、こんなに勉強する習慣があったかは疑問ですが、本を読んだり、自分が好きなことを探究したりする経験不足から、何をしたらよいかわわからず不安が高まっているのだと思います。
今日の朝日新聞朝刊の「時時刻刻」の見出しは、「休校 自治体に学習格差」でした。
授業の動画配信などに積極的な自治体がある一方で、教科書すら配られていない地域もあるそうです。
横浜市は、教諭らが作った130本の動画を配信しています。
大阪市では、算数、数学、英語の動画を2日間ユーチューブで配信します。
岐阜県では、全県立高校と特別支援ガッコ王でオンライン授業を20日から始めます。自宅にWiFi環境がない生徒には授業を録画したDVDを貸し出すそうです。
名古屋市では、家庭学習用のプリントをウェブで公開します。自宅で印刷したり、学校に取りに来てもらったりするそうです。
福岡市では、教科書が配られておらず、配付は5月7日以降。180本の学習支援動画配信。
「現場では、文科省の姿勢に対する不満が渦巻いている」と書かれてありましたが、実際そうですか?
堀田教授(東北大大学院・教育工学)は「できるところから始めて、できない所をどう補うかの工夫が問われている。」と述べていますが、私もそう思います。
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